19年にJTBCで放送された韓国ドラマの「凍てついた愛」です。
主演にパク・ヒスン、チュ・ジャヒョン、オ・マンソク、チョ・ヨジョン。
パク・ヒスンは「失踪ノワール」以来4年ぶり、チュ・ジャヒョンは9年ぶりの国内ドラマ復帰作です。
前作は日本ドラマのリメイク「リーガルハイ」ですが、最終回2.6%と低迷。
悪い流れがあったことも影響しているのか、凍てついた愛も初回2.2%と低めの数字になります。
しかし3話で視聴率を3%台に乗せると、その後も手堅く3%台を残し最終回で自己最高視聴率5.8%を記録しています。
23時台の遅い時間帯に放送されるドラマなので、3%を記録すれば及第点。
総合編成チャンネルで5%台の数字を残したんだから、ヒット作と言える数字ですね。
学校のいじめをテーマにしたドラマになりますね。
重たいテーマですが非常に良い脚本でウェルメイドドラマと評価される名作です。
原題は「美しい世界」ですが、邦題の「凍てついた愛」というのは少しずれたタイトルという印象。
(たぶん主人公ではなくサブヒロインのチョ・ヨジョン視点のタイトルだからおかしい)
マイナス要素としてあがるのが、テーマ的にどうしても暗い雰囲気になってしまうことです。
序盤は特にその傾向が強く、いじめを隠蔽しようとする大人たちに腹も立つところがあります。
とはいえ腹の立つ大人も含めて、非常に現実的な描写であるところは良いところでもある。
凍てついた愛は僕も好きなドラマですが、中盤に入ってくると暗さも薄れてきます。
中盤になると秘密が明らかになる過程で引き込まれていくドラマですね。
事件の概要が明らかになるくだりも良いですし、家族愛も素敵なドラマです。
ナム・ダルム、キム・ファニ、イ・ジェイン、ソ・ドンヒョンという主だった子役たちの演技も良いですね。
凍てついた愛は親が子供に与える影響も描かれており、加害者である子供たちもそこまで悪く描かれていない点も良いと思う。
親の間違った愛情が子供を苦しめているところも現実的でしたね。
これは本当に良いドラマだと思うのでおすすめの作品です。
どうしても暗さに馴染めない人もいると思いますが、韓国でも名作評価なので間違いはないドラマですね。