19年JTBCのウェルメイドドラマ「凍てついた愛」です。
このドラマはいじめがテーマでもあるので、どうしても暗い雰囲気の作品になっています。
いじめ被害者は昏睡状態だし、いじめを隠蔽しようとする大人にイライラしたり・・・。
凍てついた愛が面白くなるタイミングというのは、事故当日に何が起きていたのが徐々に明らかになっていくところですね。
まずはチョ・ヨジョン視点が明らかになり、その次に警備員視点が明らかになり・・・。
そしていよいよ面白くなるのがドンヒの証言ですね。
チョ・ヨジョンも警備員のおじさんも暗い事実が明らかになるけど、ドンヒの証言はある意味では希望が持てる事実が明らかになりますから。
ソンホが少なくともいじめを苦に自ら命を絶とうとしたわけではないことが明らかになります。
このあたりから、これまでの暗さが和らいで次々と先が気になるドラマになっていく。
ドンヒとソンホの両親が交わるきっかけとなったのは、ムジン(パク・ヒスン)がドンヒの兄の心を動かしたから。
バイト先に殴り込むシーンなど、ムジンの言動にはグッとくるものがあります。
また、イナ(チュ・ジャヒョン)の方も心優しい人物なんですよね。
ドンヒに「迷惑な存在ではない」という言葉をかけてあげたシーンは良かったです。
あのときはドンヒの証言でソンホが死のうとしていたわけではないことが明らかになったので、少し心が軽くなったところはあったのでしょう。
それにしても大変な状況に変わりはないわけですが、ドンヒに優しく語りかけるシーンは印象的です。
中盤に入り謎が徐々に明らかになっていく展開は、ミステリー的な楽しみもあります。
それと共にヒューマンドラマとしての楽しみがありますからね。
ドンヒがスホと交わることにもなるので、スホにも明るさが出てくるようになるし。
凍てついた愛において、ドンヒの存在はけっこう大きい。
ドンヒと交わるところまでくるとストーリー展開も早くなりますしね。
本当に続きが気になる展開で面白くなっていきます。