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パンドラの世界の感想は面白い。感動するし泣ける【韓国ドラマ】

20年にtvNで放送された韓国ドラマの「パンドラの世界(原題・産後ケアセンター)」です。
こちらは全8話なので、一般的なミニシリーズの半分の分量になりますね。
少し寂しい気もするし、ちょうどいい気もするし・・・。

でもこれは凄く良いドラマでしたね。

・パンドラの世界のテーマ

パンドラの世界は原題やサブタイトルの「産後ケアセンター」からイメージできるように、出産後の母親が主人公のドラマになりますね。
日本では馴染みがないけど、産後ケアセンターという施設は実際にあるみたい。




パンドラの世界は高齢出産したキャリアウーマンが主人公のドラマ。
で、母性を抱くことがなく、周りのお母さんと比べて知識もなく、ダメな母親だと苦悩しております。

だからテーマ的には暗いところがあるドラマになりますね。
でもコメディ系のドラマになるので、あまり暗い雰囲気にはならず楽しめる名作ドラマです。
「育児が苦手でも大丈夫だから、幸せなお母さんになって」というメッセージが込められたドラマですね。

・パンドラの世界は面白い

パンドラの世界の特徴として、いわゆる悪役が不在のドラマであることがあります。
印象の良い悪いはあるかもしれないけど、基本的に悪い人間が登場しないですからね。
そこも楽しみやすいところかな。

前半は赤ちゃんとの付き合いに悪戦苦闘する主人公。
後半は自分の環境の変化に苦悩する主人公のエピソードが中心になる印象。
コメディ色が強いけど、ヒューマンドラマの側面も強いですね。




ただ僕は良くも悪くも他人事として見ているので面白いと思うところはあるかもしれません。
男だから出産自体を経験することはないし、夫として出産の場を経験したことも、近い将来に経験する予定もないので。

でも女性であれば「ママ友付き合いが大変そう」だとか「子供を育てる自信がなくなる」とかマイナスな印象を持つ可能性はあると思う。
女性であれば良くも悪くも僕とは違った視点で見るわけで・・・。
出産経験のある人であれば共感して楽しめるという部分も多いのではないでしょうか。

・パンドラの世界は泣ける

ヒューマンドラマとして感動するシーンも多いパンドラの世界です。
そして終盤には泣ける要素もあるドラマで、僕も泣いてしまった。(このくだり)
このキャラに関しては最終回も泣ける場面がありましたからね。
パンドラの世界は、それぞれのお母さんキャラが魅力的なドラマです。




最終回で言えば産後ケアセンターを去るときの、院長の「良い母親とは~」という言葉も印象的でした。
あれこそドラマを通じて制作陣が伝えたかったメッセージでしょう。

・パンドラの世界シーズン2も見たい

パンドラの世界は子供が成長してからのシーズン2も見たいドラマですね。
そのときはそのときで、改めて大変なところが多い時期でしょうし。
産後ケアセンターを去ってからの様子をもっと見てみたい面白いドラマでした。

僕は今回に限れば僕は全8話という短い分量で良かったと思う。
これが16話ぐらいあって男性キャストの格が上がると、日本では「優しい夫」だとか「三角関係」だとか「恋の行方は?」みたいな、作品性を無視した広報がされることになるわけですからね。
まあ、男性陣も魅力的なドラマではありましたが、ドラマで重要なのはそこじゃないですから。(そうなったら僕は見ていない可能性もあったぞ)




なんにしても、パンドラの世界はおすすめしたいドラマですね。
個人的にはドハマりした作品です。
日本での話題性が高いことにはならないのかもしれませんが、韓ドラ視聴者層に合った作品だろうし人気にならないのはもったいない。

韓国ドラマ好き:純

韓国ドラマにハマっているので韓国ドラマについてのブログを書きます。サスペンス、ミステリー系をメインに見ています。好きな女優はキム・ヒソン。