Categories: 韓国ドラマ感想

パンドラの世界のパク・ハソン(サランのママ/ウンジョン)【韓国ドラマ】

韓国ドラマ「パンドラの世界(産後ケアセンター)」のヒロインを演じたパク・ハソンです。
序盤はサブヒロイン系のキャラでしたが、なんだかんだオム・ジウォンとWヒロインですね。

完璧なママと思われた彼女の成長ストーリーもドラマの見どころです。

・パク・ハソンの演技が良い

産後ケアセンターの女王として、下等ママのヒョンジンとは対立関係にも見えたウンジョン。
ウンジョンといえば、美貌、母性、子育ての能力を完璧に持ち合わせ、キャラ弁や子供のコーデでSNSも大人気。
完璧な上に、やたらと母性を強調するキャラなので嫌味な性格でもありますが。




一方でパク・ハソンの演技が良いので、嫌味ながらもアンチを生むようなキャラでもないんですよね。
個人的にパク・ハソンの何気ない顔芸が好き。
あの表情が良いのでウンジョンのキャラが魅力的になる。
(地味に好きなのがルダに呆れる、一瞬の表情

・ウンジョンとハッピーマン

誰もが羨む完璧ママに見えたウンジョンも、よくある育児の悩みを持つママだったわけですが。
双子の育児の悩みもありましたが、それよりも夫との関係ですね。


終盤のハッピーマン関連のエピソードでは、コメディ系のウンジョンとはまったく違う顔で魅力的でした。
パク・ハソンの演技が良いのでハッピーマンにときめいた女性視聴者も多いのでは?

惜しいのがハッピーマンのストーリーが無理やりすぎるところ。(特に入所前が)
あれがもっと詰められたストーリーだったら、より魅力的なドラマになったと思う。




一方であまりハッピーマン関係が魅力的でも、育児よりロマンスが強調されるドラマになりそうだからな。
そうなると本末転倒なのが難しいところ。
何にしても入所前のハッピーマンとウンジョンの出来事が一般的なもので、より共感できるものだったら良かったな。
どうせならハッピーマン関係はシーズン2でやってほしいぐらいだ。

・ウンジョンのメッセージ

男の僕が見ても育児経験のある人が見たら共感できるドラマなんだろうなというのがわかる作品ですが。
一方でこれから子供を持つ人にとっては、自信を喪失してしまうのではないかというようなドラマでもある気がする。(男目線だと)




ドラマのメッセージとしては「子育てが苦手でも大丈夫だから幸せなお母さんになって」というものです。
ウンジョンは子育てが完璧だった一方で、自分を犠牲にして、母親として以外の幸せを失っていたような女性です。

そのウンジョンが最終回では「母親が幸せじゃないと子供も幸せじゃないから、やりたいことをやって」とウンジョンに語っていました。
最終回は院長の「良い母親とは完璧な母親ではなく子供と幸せに過ごす母親」というメッセージが印象強いけど。
ウンジョンのメッセージも印象的ですし、彼女のセリフだから説得力もある。

ウンジョンは「結局は自分が1番重要だとわかった」ということも言っていました。
最初の印象とはずいぶんと違うキャラクターですが、それだけ親しみやすい良いキャラになりましたね。
今作のMVP候補だ。

韓国ドラマの純

韓国ドラマにハマっているので韓国ドラマについてのブログを書きます。サスペンス、ミステリー系をメインに見ています。好きな女優はキム・ヒソン。