19年の韓国ドラマ「潜入弁護人」ですが、最終回に関しては賛否あるドラマですね。
大きな謎ができて、それが明かされぬまま終わってしまいましたし。
※ネタバレ表現あり
潜入弁護人のラスボスはユ・ボムジン(ジュン)だったわけですが。
ボムジンという名前は韓国語で反対から読むと真犯人になるようです。
このことから早くから真犯人ではないかという予想があったようですが、それが当たったかっこうに。
しかし、そのボムジンは罪に問われる前に殺されてしまいました。
その犯人が明らかにされていないので、不満も残る結末になっています。
ボムジンは人混みの中で注射器を打たれ殺されてしまいました。
こんなことができるのはプロの殺し屋みたいな人ですから、作中の登場人物が殺したわけではないでしょう。
誰かが雇った殺し屋ということになります。
で、それが誰かというとテラの母親が濃厚です。
ボムジンを殺す動機とプロの殺し屋を雇う財力がある人物は、テラの母親ぐらいですからね。
テラのお母さんが、ボムジンが犯人だという記者会見を見て絶望するシーンもありましたし。
ところで、ボムジンが死んだあとに悲しむ人が1人も描かれていないんですよね。
学生たちの間ではカリスマ性を発揮していたボムジンですが、心から通じ合った人物はいないと思われる。
ボムジンに関してはもう1つ明らかになっていない謎があります。
テラがスアに嫉妬して、いじめるきっかけとなったシーンですね。
ボムジンとスアが密会して、なにかを話していたわけですが・・・。
あのときにボムジンとスアが何を話していたのかは明らかになっていません。
テラが色目を使っていたと感じるぐらいですから、口論になっていたわけでもないでしょう。
可能性としてはボムジンが父に関する探りを入れていたことでしょうか。
それにしてもスアは死の直前までボムジンに気が付かれていることを知らなかったわけです。
うまく探りを入れたのかもしれませんが、未回収の伏線と言えるシーンになりますね。
ボムジンの結末に関しては、そもそも罪を問われなかったことに関しても賛否あります。
誰もが真犯人だと思い社会的には抹殺される形になったボムジンですが、法的には殺人犯ではないですからね。
テラの死も疑問を持たれずに処理されたわけですし。
ボムジンはスアとテラの2人も殺しておいて法的には裁かれなかったわけですから。
そしてそのボムジンを殺した犯人も明らかになっていないのも賛否あるところ。
竜頭蛇尾というほど悪い結末ではないのですが、賛否あるのは仕方がないラストかな。