19年から20年にJTBCで放送された韓国ドラマ「検事ラプソディ」です。
主演にイ・ソンギュン、チョン・リョウォンら。
21年9月30日からBS朝日で放送がスタートするようですね。
そんなドラマあったか?と思うぐらい印象に薄いですが、原題は「検事内伝」。
邦題の「検事ラプソディ」はともかく「~僕と彼女の愛すべき日々~」という、わけのわからないサブタイトルがついていますね・・・。
男主人公は既婚者ですし、不倫でもするのかと思うタイトルだ。
男主人公とヒロインの関係性は、同僚でありライバルですから。
イ・ソンギュンは結婚もしている役なので、なにをもってラブストーリーなんて言っているのかわからない。
やや地味な印象のあるドラマなのですが、競合が強かったので仕方がない。
SBSでチャン・ナラの「VIP」→大ヒットドラマの続編「キムサブ2」が競合。
さらにtvNでも名作「ブラックドッグ」が競合になっております。
それでも初回は5.04%という好スタートです。(残念ながらこれが自己最高視聴率)
その後は4%台をキープするも、年が明けるとキムサブ2がスタートした影響で3%台に落ちています。
11話で自己最低視聴率2.73%。
最終回も4.2%と大きく反発することはありませんでした。
ただJTBCの平日ドラマでこの数字ですから、悪い視聴率ではありません。
視聴率が落ちたのも競合の影響なので不運としか言いようがありませんね。
視聴率が伸びなかったのは競合の影響だけではありません。
(日本の告知から受ける印象と違って)主演のロマンスがないので、大衆性に欠けるところはあるのかもしれません。
もっとも、それが検事ラプソディの良いところでもあるのですが。
大衆受けを狙うのであればロマンス要素があった方がいいのでしょうが、無駄にロマンスを入れられても作品性は下がるかもしれないし。
内容自体は好評のドラマですね。
基本的に重くない雰囲気の作品なので、気軽に見ることができる点も評価が高いです。
ちなみに大きな特徴として、現役判事のエッセイが原作という点があります。
JTBCでは「ハンムラビ法廷」に次ぎ、現役判事の著書が原作ということになりますね。
ただハンムラビ法廷は脚本も同じ現役判事が担当していますが、検事ラプソディは別の脚本家が描いているという違いがあります。
原作は交通事故とか、いじめとか、ある種、日常的な素材が扱われているようですが。
ドラマの方も検事の日常を扱うというテーマだったようですけど、実際には事件の規模が大きくなっていったようですね。
それでもドラマ自体は好評だったので問題はないでしょう。
(問題といえば後に国会議員になった原作者のキム・ウンがスキャンダルを起こし、ドラマも黒歴史化してしまった・・・)
なんにしても、現地で悪い評価ではないので見ても良さそうなドラマですね。
気軽に楽しむことができる法廷ドラマなので、ハイライトティーザーを見て面白そうだと思えば見るとよさそう。