先日、tvNの月火ドラマ「ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた」が最終回を迎えました。
日本でも人気のパク・ボヨン&ソ・イングクが主人公ということで、期待度も高いドラマになりますね。
初回は4.11%という好スタートを切った滅亡です。
しかし2話の4.42%が自己最高という悪い傾向が見られます。
3話で3%台に、8話で2%台に落ちるとその後も3%を超えることはありませんでした。
最終回前の15話で自己最低視聴率2.23%。
最終回で2.34%と反発も見られませんでしたね。
ケーブルテレビのtvNですから、3%を超えれば合格といったところ。
最高4%台というのは悪くないのですが、序盤最高、終盤最低というのは残念。
視聴率の推移が逆ならよかったんですけどね。
ちなみにソ・イングクの前作「空から降る一億の星」も低視聴率のイメージがあるけど、最終回3.4%だからそんなに低くはないんですよね。
当時はtvN水木ドラマの黄金期で高視聴率ドラマが続いていたので、その流れが途切れたとは言えますが。
今回の月火ドラマ枠も、それなりに良い流れで進んでいたけど途切れちゃいましたね。
序盤は新鮮な素材のファンタジーロマンスとして注目が集まった滅亡です。
ですが、終わってみればよくあるラブコメという評価に落ち着いてしまいました。
なんといってもマイナスなのが、世界観が複雑で説明が不足している点です。
ソ・イングク演じる滅亡の深堀がされていないので、土台が弱い印象になってしまった。
せっかくの珍しい設定が活きていないストーリーになってしまったわけですね。
ちなみに脚本家は「ビューティーインサイド(僕が見つけたシンデレラ)」と同じ人ですね。
もともとは大人気脚本家のキム・ウンスクの補助作家ということで。
ビューティーインサイドはキム・ウンスクの作品と似た雰囲気があったようですが、滅亡はどうだったんだろう?
なんにしても、マニア受けの域は出なかったようです。
人気キャスト出演作なので悪く書くのも気が引けるのですが、韓国での評価がイマイチなので仕方がない・・・。
それでもネット動画の再生回数は伸びたようなので、パク・ボヨンとソ・イングク人気は健在といったところでしょうか。
ただ2人とも興行的にはスランプに入ったと言えるのかもしれません。
海外興行ではそれなりに成果をあげると思うけど、やっぱり国内で評価をされてナンボでもあるからな。
「滅亡」も2人のファンが見るぶんには楽しめるのかもしれませんが、脚本を期待して見るドラマではないのかもしれませんね。
たぶん日本での口コミは大好評になると思うけど、韓国では人気の低いドラマに終わりました。