12年にSBSで放送された韓国ドラマの「ファントム」です。
主演にソ・ジソプ、イ・ヨニ、オム・ギジュン、クァク・ドウォン。
初回は7.6%という視聴率でスタートした「ファントム」です。
これが自己最低視聴率になりますね。
3話で二桁に乗せています。
18話で自己最高視聴率15.3%、最終回20話は12.2%となっています。
悪い視聴率ではないのですが「カクシタル」という強い競合の存在や、ロンドンオリンピックの影響で視聴率が伸び切りませんでした。
脚本はスター作家のキム・ウニですね。
日本でもリメイクされた「サイン」や「シグナル」の脚本家ですが、ファントムは制作陣がサインと同じです。
サインに似たところがあるとされますね。(オマージュされたシーンもあるらしい)
ファントムというタイトルからはわかりにくいのですが、今回の素材はサイバー捜査となっています。
ハッカーのことをファントムと呼ぶことは実際にあるようですね。
当時の韓国ドラマはまだ犯罪捜査やスリラージャンルが少ない時期です。
そんな中でファントムはしっかりとした脚本で評価を高めました。
サイバー犯罪というのもタイムリーな素材だったのかもしれませんね。
視聴率こそサインには及びませんでしたが、サインに並ぶ評価の高いドラマです。
10年以上前のドラマですが大物制作陣でキャストも良いので興味があるなら見てみると良さそうですね。
「ペントハウス」で認知度を大きくあげたオム・ギジュンが悪役ですし。
悪役俳優のイメージのある彼にとって、本格的な悪役キャリアがスタートしたのがファントムになる。