日本でもリメイクされた「サイン」でヒロインを務めたキム・アジュンです。
彼女は出演作に恵まれており、キム・アジュンが出演するドラマは無条件ヒットとも言われたことがある存在です。
決してアッパークラスの女優というわけではありませんが、それくらい作品を選ぶ力があるわけですね。
82年生まれの38歳、デビューは04年携帯電話のCMになるようですね。
04年にはドラマ、映画にも出演して役者デビューもしています。
キム・アジュンの出世作は06年の映画「カンナさん大成功です!」になります。
僕も聞き覚えがあると思ったけど原作は日本の漫画で、09年には山田優主演で映画化もされています。
韓国の映画は元々、日本の漫画とは関係なかったようですが、あまりにも似ているので盗作疑惑を避けるために著作権を購入して原作としたようです。
(原題は「美女はつらいの」)
映画は大ヒット、キム・アジュンはOSTも担当してプロ級の歌唱力も話題になったようですね。
キム・アジュンは歌手志望で、歌手として練習生生活を送っていたことも活きました。
早くから主演として活動しているキム・アジュンです。
05年に「変わった女、変わった男」、09年に「アクシデントカップル」、いずれもまずまずの成功を収めたドラマですが。
やはり11年の「サイン」が大ヒットドラマとして、彼女の代表作にもなりますね。
その後、14年の「パンチ」、16年の「ウォンテッド」も好評。
現時点で最後の出演ドラマである17年の「医心伝心」もヒット作です。
このようなフィルモグラフィーからキム・アジュンは捜査物に強い女優とも言われます。
特定の職業がテーマの作品でミステリー色もあるようなドラマで成功が続いていますね。
サインはパク・シニャン、パンチはキム・レウォンという主演俳優の力も大きいですが、ウォンテッドは主人公としてキム・アジュンが中心のドラマになります。
ウォンテッドはイ・ジョンソクの「W」、キム・ウビンの「むやみに切なく」という競合が強い不運。
ヒロインもハン・ヒョジュとペ・スジというトップ女優ですし。
ジャンル的にも途中から入ることが難しいということもあり視聴率は低迷。
でもメインストーリーに「加湿器殺菌剤事件」という実際に起きた事件をモチーフにし、社会告発ドラマとしても評価されております。
初の医療ドラマ(サインは医療ドラマではない)医心伝心もtvNにして自己最高6.9%を記録したヒット作。
視聴率だけでなく作品性も高評価です。
そういえばパンチもパッと見、キム・アジュンが白衣を着ているように見えて医療ドラマっぽいですけど。
サブタイトルに「余命6ヶ月の奇跡」とかついているから女医役にも見えちゃうけど、実際には検事役ですね。
パンチは韓国でウェルメイドドラマとして評価されているから、まあ、間違いはない名作です。
僕もいつか見てみようと思う。
ドラマは意外とロマンスものをやってないキム・アジュンです。
映画の方はサイン以降も「マイPSパートナー」「ハート泥棒を捕まえろ!」といったラブコメにも出演。
マイPSパートナーはチソンとの共演作で話題性もあるけど、若い女性向け映画のようですね。
興行的にも成功している映画になります。
19年にはOCNの人気シリーズ「バッドガイズ」の映画版に出演しております。
キム・アジュンの得意なジャンルになりますね。
ただドラマの好評に比べると映画の評価は良くない。
ちなみにキム・アジュンは20年11月に前所属事務所との契約が満了。
21年1月3日現在だと無所属となっています。
12月に移籍報道があったので、いずれはどこかに所属して芸能活動を行うでしょうね。
17年以降にドラマ出演がないキム・アジュンですが、そろそろ捜査ものにでも出演してもらいたいな!