13年にSBSで放送された韓国ドラマの「野王」です。
主演にクォン・サンウ、スエ、ユンホ、キム・ソンリョンら。
初回は8.0%と特に高い数字ではありませんが、これが自己最低視聴率。
3話で初の二桁突破をするなど、視聴率を順調に伸ばしました。
22話で20%を突破し、最終回で自己最高視聴率25.8%を記録し有終の美を飾っていますね。
全話平均視聴率でも16.2%とかなり高い数字です。
前年の大ヒットドラマ「チェイサー」の13.7%より高いですね。
同枠では11年に放送されたスエ主演作の「千日の約束(16.6%)」以来の高さ。
野王は「屋根部屋のプリンス」、「明朗少女成功記」など人気ラブコメを執筆しているイ・ヒミョン作家の作品になりますね。
男性なのにラブコメのヒット作が多い珍しい人ですが、今作は犯罪系のドラマになります。
素晴らしい視聴率を記録したドラマですから評価も高いのかと思いきや、必ずしもそうではないんですよね。
暴力性が強く、蓋然性もない脚本が指摘されております。
さらにこの手のドラマにありがちではありますが、最終回の結末の評価が悪いのも印象が良くないところです。
イ・ヒミョン作家といえば「ミスターQ」のソン・ユナ、「匂いを見る少女」のナムグン・ミンなど強烈な悪役を描くことで知られます。
今作ではスエがそれに当たるわけですが、ラブコメジャンルの悪役ではありませんから・・・。
イライラする展開も多いとされます。
期待値が大きいだけ現地では評価がイマイチのようですが、日本ではさほど悪い評価でもないですね。
それでも見るのがしんどくなるところはあるようです。
もう10年も前のドラマですから、いまから見るならクォン・サンウやユンホらキャスト目当てが多いと思います。
視聴率的には大ヒットドラマですし見るのも良さそうですが、必ずしも作品性が高いわけではないことは理解した方が良さそうですね。