がんばれプンサンで主人公の娘ジュンイを演じたキム・ジヨンです。
キャラ名のジュンイは中二という意味になるようですね。
中二というのはキャラ年齢だけでなく、日本の造語である中二病という意味も込められている名前ですね。
※ネタバレ表現あり
ジュンイは見るからに反抗期を迎えている娘に見えてしまいますが・・・。
実際には普通の反抗期娘とは違う存在でしたね。
ジュンイの場合は父親の無関心が原因で心が荒れていた様子。
父の愛情を感じることなく育ったということです。
しかもお母さんはそんなお父さんを怒ってばかりでしたからね・・・。
一般的にこのドラマはジンサンとファサンにイラついて見るのが嫌になるドラマだと思います。
一方で僕はプンサンにイラっとするところがありましたし、少なからずそういう視聴者もいるはずです。
僕がプンサンにイラっとくるのは奥さんとジュンイがかわいそうだったからに他なりません。
プンサンは過去にジンサンとファサンに対して虐待をしてしまい、2人の人生は悪い方向に向いてしまいました。
ですが、弟と妹への虐待に関してはプンサン自身も育児放棄の被害者なわけですし、同情できるところがある。
一方でジュンイへの無関心はプンサンが明らかに悪いですからねー。
極めつけはジュンイがお腹の中にいるとき、プンサンは中絶を迫ったというから・・・。
理由はなんであれ、子供を育てる自信や余裕がないということは理解できます。
それならば、それ相応の対策をしてやることをやってくれないと・・・。
中絶を迫ったことを知った娘が以前にも増して荒れてしまうのは当然だ。
日頃から弟と妹をかわいがるばかりの父親を見ていれば尚更です。
夫婦仲が悪いのも自分のせいだという気にもなるでしょうしね。
最終的にはなんでかよくわからないけど、父親を受け入れることができたジュンイです。
ジンサンとファサンに関しては兄の愛を感じて変わることができたわけですが。
ジュンイの場合は父の大病を知って自分の行いを改めるという。
そりゃあ、ジュンイもプンサンに酷いことを言っていましたが、荒れるのも無理はない状態だったからな。
それでも反省できるんだからジュンイは良い子だ。
万引きを疑われたときも、ジュンイを信じる奥さんと違い、ジュンイを信じていなかったプンサン。
信じていなかったというのも違うんでしょうけど、弟と妹がアレなので反射的に謝罪してしまうのかもしれませんね。
理由はなんであれジュンイを大きく傷つけてしまったプンサンです。
このシーンはジュンイが本当にかわいそうだったな。
しかしジュンイを演じたキム・ジヨンは見た目のわりに(?)泣きの演技が上手な子役ですね。
泣き顔が急に子供っぽくなるから、すげーかわいそうだわ。
見た目はアイドルっぽいキム・ジヨンですが、韓国のメジャーアイドルで彼女くらいの子(当時13歳)はいないでしょう。
12年、7歳ぐらいのときにデビューしたキャリアのある子役であるキム・ジヨンです。
YOUTUBEチャンネルにTWICEのダンスカバーがあった。
作中ではブラックピンクの「DDU-DU DDU-DU」を踊るシーンがありましたね。
キム・ジヨンの出世作が15年の「私はチャン・ボリ」です。
ペントハウスの脚本家キム・スノク作品ですね。(そういえば同脚本家作品「皇后の品格」ががんばれプンサンの競合でしたね)
チャン・ボリでの泣きの演技が称賛され、知名度を上げたキム・ジヨンです。
泣き顔が変わらないな・・・。
20年は「梨泰院クラス」でクォン・ナラの子役を務めています。
さらに「優雅な友達」でプンサン役のユ・ジュンサンとも共演していますね。
主演ウェブドラマもありますし、実力派子役として良いキャリアを歩んでいます。
キム・ユジョンやキム・ソヒョンみたいに時代劇の主演に恵まれれば、一気に出世するかもしれませんね。
(キム・ジヨンは「雲が描いた月明り」でキム・ユジョンの子役を務めている)
まだ15歳なのでこれからのキャリアがどうなるかわからないけど、演技活動を続けるなら将来が楽しみな子役です。