17年にMBCで放送されたドラマ「番人」を見ました。
2度目の視聴で、前回は韓国ドラマを見るようになった初期に見ています。
やっぱり、いま改めて見ると見方も変わるわな。
最終回が悪いというか、終盤が盛り下がる印象。
番人はチームものでもあるので、やはり前半よりも中盤です。
キャラの立ち位置も馴染んできてからが面白いですね。
特に組織のメンバーそれぞれの過去が明らかになるところ。
キム・スルギ演じるボミ、キー演じるギョンス、キム・ヨングァン演じるドハン。
彼らの過去が明らかになるところは感動もあれば、仲間の絆が深まるところもあり、衝撃の事実も明らかになりと。
抑えるところを抑えているエピソードで改めて見てもよくできていると思う。
特に僕はボミがトラウマに立ち向かうシーンが好きですね。
このドラマのややマイナスな要素として、番人の活躍が非現実的なところがあります。
BGMも含めて、なんとかなっちゃう風で進んでいくから。
でもトラウマに立ち向かうシーンは人間的で心に来るものがありますね。
このドラマの問題は3人の過去が明らかになったあとが徐々に退屈になっていくところ・・・。
番人は終盤が良くない印象なんですよねー。
聴聞会のところはそれまでに比べると動きが少ないので退屈な印象になる。
でも衝撃もあるし、及第点とするにしても・・・。
その後のクライマックス、ラスボスとの対峙がねー。
番人の物足りない最大の原因はラスボスの魅力のなさだと思う。
なにがしたかったのか、なんであんなことをしたのかよくわからん。
最後ラスボスがどうなったのかも不明だし、エンディングに登場した刑事の動きも謎だし。(続編を匂わすという感じなのかな)
中盤までが良かっただけに、終わり方が残念すぎる。
終わり方がイマイチなのは韓国ドラマにありがちだし、ご愛敬にしても、ラスボスの魅力のなさは大きなマイナスだと思う。
悪いドラマではないと思うんですけど、ラスト2話で中盤までの良さも消えちゃう印象かな。
最後さえよければウェルメイドドラマとして評価されてもおかしくないぐらい。
それぞれの過去が明らかになる中盤が良いドラマですね。
キャストはイ・シヨンがハマり役でかっこいい。
キム・ヨングァンは秘密をかかえたキャラなので秘密を隠すために道化を演じているようなところもあり、そこがあまり好きではない。
登場シーンのイメージは良くなかったけど、おちゃらけ以外のキム・ヨングァンはかっこよかったな。
ナインルームで見たキム・ヨングァンより番人のキム・ヨングァンの方がかっこよくて好きです。
キム・ヨングァンもイ・シヨンもいまいち作品に恵まれない役者なんですよね・・・。
2人とも役にあっていてかっこよかったし、つくづく終盤が悔やまれる。
上手く終われば2人の代表作になっていてもおかしくないドラマなのに。
惜しいドラマという印象です。