17年にMBCで放送された韓国ドラマ「番人!~もう一度、キミを守る~」です。
主演はイ・シヨン、キム・ヨングァン。
2人とも、ヒット作に恵まれない俳優で知られます。
番人は初回視聴率6.0%でスタートしています。
いまのMBC基準で言えばかなりの高視聴率になりますが、当時はパッとしない数字ですね。
3話(2話1部)で自己最低の4.6%を記録すると、そこからは視聴率を伸ばしています。
最終回で自己最高視聴率の10.2%を記録して有終の美を収めていますね。
番人の全話平均視聴率は7.3%となっています。
前作「逆賊」が同枠最後の全話平均10%超えとなる11.8%。
後続作の「王は愛する」が7.5%。
王は愛するが初回自己最高だったのと逆に、番人は視聴率を伸ばして最終回で自己最高を記録したのは良い傾向です。
最終回で自己最高視聴率を記録した番人ですが、評価としては竜頭蛇尾になりますね。
番人は僕も見たドラマですが、中盤は素晴らしい。
仲間のそれぞれの過去が明らかになるくだりは本当によくできたドラマです。
口コミで視聴率が上昇していったというのも納得。
しかし終盤になると動きが少なくなり退屈な印象に。
最終回は何というかダメですねー。
僕が1番ダメだと思うのがラスボスに魅力がないことですね。
なにを考えているのかわからないし、キャラ設定が悪い。
ラスボスというか、悪役に魅力がないとも言えるな。
強敵感や怖さみたいなものもなかったし。
ただ中盤の展開は良かったドラマです。
キム・ヨングァンも序盤の道化シーンはともかく、中盤以降どんどんかっこよくなるし。
あとはイ・シヨンもアクションシーンが豊富で役に合っていましたね。
終盤はアクションシーンがなくなったのも退屈な印象を強めたと思う。
ジャンル的に好きな人とか、役者目当てで見るのは良いドラマだと思います。
ただ強くおすすめするようなことはないドラマですね。
中盤と終盤のギャップは大きいかな。
イ・シヨンもキム・ヨングァンもかっこいいし、キーも活躍するし役者目当ては良いと思う。
終盤さえ良ければイ・シヨンとキム・ヨングァンの代表作と言われるものになったかもしれない惜しいドラマですね。