19年から20年にかけて放送された韓国ドラマ「愛はビューティフル、人生はワンダフル」。
KBSの週末ドラマになりますね。
主演はソル・イナにキム・ジェヨン。
おそらく日本に本格上陸したときには、高視聴率ドラマとして広報されるであろう「愛はビューティフル、人生はワンダフル」です。
まあ、確かに高視聴率といえば高視聴率なのですが、このKBSの週末ドラマ枠は高視聴率の鉄板枠。
30%超えは当然で、どれだけ早く30%を超えるかがポイントですね。(そしてどこまで伸ばせるか)
で、「愛はビューティフル、人生はワンダフル」は80話で30%を記録しています。
現在放送中の「オ!サムグァンビラ」が20話での突破。
愛は~の前作「世界で一番可愛い私の娘」も評判は決して高くないけど、それでも12話と早い段階で到達しています。
だから「愛はビューティフル、人生はワンダフル」は相対的に低視聴率ドラマと言えるかもしれませんね。
全話平均視聴率23.5%というのもここ10年で最低の数字になります。
低視聴率ということは脚本の評価も低いドラマなのですが・・・。
意外にも脚本家のペ・ユミという人はスター作家と言えるような人です。
人気ドラマ「愛人がいます」、「スキャンダル:非常に衝撃的で不道徳な事件」などを担当している人ですね。
もっと古いところだとイ・ビョンホンの「HappyTogether」とかキム・ハヌルの「ロマンス」、キム・ヒョンジュの「きらきら光る」と言った大ヒットドラマがあります。
前作だって18年「ロマンスは必然に」というキム・ソナ主演の話題作なので、過去の人というわけでもないですし。
そんな大物作家の作品なら良いものになってそうですけどね。
「愛人がいます」、「きらきら光る」はミニシリーズではないので、50部作のドラマの実績だってあるわけです。
でも今作はストーリー面でも評判が良くなかったようですね。
タイトルもビジュアルも明るい雰囲気なのですが、ドラマの雰囲気はけっこう暗いみたいですね。
主演もこのドラマ枠にしては若い人たちがメインですし、メイン視聴者層の中高年の知名度も低いでしょうからね。
そして若者が自ら命を絶つという、視聴者に好まれない展開が序盤にあるようなので、そういうところも評判を落としていますね。
脚本家にとっても、KBS週末ドラマにとっても黒歴史のようなドラマです。
もちろん、すべてが酷評されているわけではなく良いところもあるんでしょうけど。
実際に日本だと良い口コミもたくさんありますからね。
韓国の視聴者は見る目も厳しいですから。
それに韓国は放送時間が土日の20時ですから家族で見るところも多いんだろうし、あまり暗いものは好まれないのかもしれませんね。
ちなみに僕の好きなドラマ「ナイン」で一時的にカップルを演じたチョ・ユニとオ・ミンソクが夫婦役です。
ナインでは望まれないカップル(婚約状態)だった2人が夫婦役ですか。
これは面白い展開だ。
まあ、なんにしても韓国では評判の悪いドラマとなっています。
好き嫌いがはっきり分かれるタイプのドラマとも言えるのかもしれませんね。