韓国では親しみやすくて明るい雰囲気の若手スターに「国民の妹」というニックネームが付くことがあります。
ただ国民の妹というのはある種の流行語だそうで、現在国民の妹と言われるような人はいませんね。
今回は韓国で「国民の妹」と呼ばれたスターを紹介してみます。
日本で最も有名な「国民の妹」であろうフィギュアスケート選手のキム・ヨナです。
韓流コンテンツに興味がなくても、キム・ヨナが国民の妹と言われていることを知っている人は多いと思う。
むしろキム・ヨナ以外にもいるんだという感じなのかもしれませんね。
「フィギュアの女王」や「フィギュアの妖精」とも言われたスーパースターです。
韓国のスポーツ選手の中では、韓国人初のメジャーリーガーであるパク・チャンホ、女子ゴルフ界のレジェンドであるパク・セリと並ぶ国民的スーパースター。
ビジュアルも優れているので広告界でも活躍していたようですね。
子役出身女優のムン・グニョンです。
元祖「国民の妹」がムン・グニョンとされ、韓国では「国民の妹」と聞いて真っ先に思い浮かぶ人物になるみたい。
以降、「国民の妹」というフレーズが流行していろんなスターに使われることになったし、過去のスターが当時の国民の妹として話題になったりした。
きっかけが04年の大ヒット映画「マイ・リトル・ブライド」になるようですね。
太い眉毛が特徴的な女優さんで、清純なイメージもあるので国民の妹にぴったりかもしれない。
現在も主演女優として活躍しているけど、国民の妹と言われた子役時代ほどの勢いはないのかも。
ムン・グニョンと同時期に若手スターとなったチャン・ナラ。
現在もトップ女優の1人としてバリバリ活躍していますが・・・。
当時から人気で言えばムン・グニョン以上ですが、より成熟したイメージなので妹というタイプではなかったともいわれる。(国民の女神)
だから国民の妹というイメージは薄い。
どちらかといえば映画で活躍している女優のパク・ボヨンです。
00年代後半に活躍し「国民の妹」ポジションに入っています。
事務所との訴訟問題があり、20代前半に4年ぐらいの空白期間があるのがもったいない。
その時期に活躍していれば違ったキャリアになったかも。
いまでもトップ女優の1人ですが、近年は出演作が不振。
かつて国民的なガールズグループだったWONDER GIRLSの中心メンバーだったアン・ソヒです。
ワンダーガールズの代表曲「Tell Me」の「オンマ」のフレーズで大人気に。
韓国のガールズグループ史上、もっとも有名なフレーズとされる。(矢口真里のセクシービームみたいなものか?)
女優としても活躍しており20年の「ミッシング」が高評価。
22年はソン・イェジン主演作に出演するので注目される。
ちなみに「国民的ガールズグループ」と言われるのがワンダーガールズと少女時代。
元miss Aのメンバーでアン・ソヒの後輩にあたるペ・スジ。
女優としては映画「建築学概論」が大ヒット。
(ドラマでも大作の出演が相次いでいるけど、意外と大ヒットしていない)
「国民の初恋」や「百想の女神(百想芸術大賞のMCを務めている)」というニックネームもありますね。
「国民の妹」と言われた最後の人物になるのかもしれません。
スジより一足早く「国民の妹」と言われるようになったのがIU。
いまでも幼いイメージがあるので、現在「国民の妹」と聞いて1番しっくりくる人物かも。
若くして芸能界のレジェンドあり、21年だけで12億ウォンも寄付(!)するなど慈善活動にも熱心。
好感度も高いし、中高年層のファンも多い芸能人ですね。
その後、10年代中期から後期に人気子役のキム・ユジョンやキム・ソヒョンが「国民の妹」と言われたこともあったようですが、あまりインパクトはなかったようですね。
近年ではもう使われることのなくなったフレーズなのかもしれません。
ちなみに「国民の弟」というフレーズは、ユ・スンホやヨ・ジングが言われますね。
日本で馴染のあるところだと、ロッテや巨人でプレーした野球選手イ・スンヨプが「国民的打者」。
面白いところだとハン・ガインの夫であるヨン・ジョンフンや、キム・テヒの夫であるチョン・ジフンが「国民の泥棒」と言われる。