先日JTBCの土曜ドラマ「わかっていても」が最終回を迎えました。
主演にハン・ソヒ、ソン・ガンという若手スターが主人公ということで注目されたドラマです。
原作は人気ウェブ漫画。
ハン・ソヒは2年前(夫婦の世界でのブレイク前)から原作のファンを公言していて話題になりました。。
土曜の23時からという遅い時間の放送なので、視聴率が出ないのは仕方がありません。
しかもジャンルやキャスト的にもテレビをリアルタイムで見ない世代がメイン視聴者になりますからね。
それでも初回は2.2%という悪くない数字を残していますが、これが自己最高視聴率。
自己最低は8話の0.99%で最終回も1.74%に終わっています。
明らかに視聴率が落ちたのはマイナスではあるけど、視聴率が出ない要素が揃っているので仕方がない。
ネットでの評判が良ければOKというドラマですね。
「わかっていても」で問題なのは評判があまりよくないことですね。
ハン・ソヒとソン・ガンのビジュアルは元々原作ファンの仮想キャスティング候補にあがるぐらい良い評価を受けています。
一方で演技面の評価は賛否あり、特にソン・ガンは初回から演技面での議論がありました。
ハン・ソヒは初回から話題になった演技があったんですけどね。
そして、なにより肝心の最終回の評価ですね。
ここは脚本の段階で原作通りにするか、脚色するかで大きく意見が分かれたとされます。
原作ファンの間でも原作通りか変更した方がいいかで議論されたようですが・・・。
実際に放送を終えると強引な展開で最終回は批判されています。
まあ、ここらへんは難しいですね。
前半は無駄なシーンまで入れるなど、あまりにも原作通りで批判されていました。
原作が人気漫画なので、どっちに転んでも批判は避けられない展開でしょう。
後半は脚色が多くなったわけですが、結果的に最終回が批判されては意味ないよな。
僕も気にかけていたドラマなのですが、盛り上がりに欠けて残念だ。
ドラマとしては高い評価を受けていませんが、それでもマニア層を形成するには十分だった作品です。
YOUTUBEなどネット動画の再生回数は順調に伸びていました。
特にロマンスパートが伸びていたわけですが、そこは主人公2人の人気によるところも大きかったのでしょう。
ネットフリックスでも日本を含め、各国でランキング上位に入ったドラマになります。
ちなみに僕はロマンスシーンが理由で19歳の年齢制限付きという点が気になっていました。
韓国では19禁のドラマが話題になることが多いけど、基本的に暴力シーンが理由ですからね。
わかっていてもが話題になれば、韓国ドラマ界がまた一歩進むと思ったのですが・・・。
残念ながら19禁にする意味がなかった程度の話題にしかなっていません。
まあ、これも規制の多いテレビでの放送ですから仕方がない。
映画版でも制作されれば、また違ってくるのでしょうが。
ちなみに演出の評価は好き嫌いが分かれる一方で、音楽面の評判は良いドラマになります。
OSTもインディーズを中心に無名の人たちがやっていて珍しいのですが、良い評価を受けていますね。
結局は「役者目当てで見るぶんには良いと思う」という、いつものコメントになってしまいますがw
韓国は視聴者の見る目が厳しいですから批判も多いけど、面白さと作品性は別ですね。
ジャンルやキャスト的に好きならば見てみると楽しめるドラマでしょう。