20年の韓国ドラマ「誰も知らない」のキャラであるペク・サンホです。
パク・フンの好演もあり、とても魅力的なキャラクターでしたね。
※ネタバレ表現あり
パク・フンのルックスもあり、どう見ても悪役であるペク・サンホです。
実際にラスボスキャラであり、主人公が追う事件の真犯人です。
「こいつが真犯人なんだろうな」という雰囲気のキャラである一方で、前半は良い人にも見えたペク・サンホです。
死にそうになっているウノを本気で心配していたし、良い医療を受けさせていた。
気さくな性格で子供にも打ち解けていましたし、子供の支援活動もしていた。
客人には豪勢な料理を振る舞う一方で、自分はカップラーメンを食べるところも不思議な魅力がある。
ドンミョンもペク・サンホを「良い人そう」だと話していました。
側近の3人やウノの介護をしたテヒョンもサンホに恩があるようですからね。
悪い目的があったのかもしれませんが、彼が恵まれない子供を助けていたのは事実。
実際には人を簡単に殺してしまうような極悪人だったわけですが・・・。
ただサイコパスに見える一方で、根っからの悪人ではないような気もする不思議なキャラクターですね。
「良い大人に出会っていたら人生は変わっていたのか」というドラマのテーマで言えば、出会い次第では善人になっていた可能性を感じさせます。
ちなみに側近のソナを演じていたパク・ミンジョンはパク・フンの実の奥さんなんですよね。
僕は途中から夫婦であることを知ったのですが、2人のシーンになると「夫婦なんだな」という目では見てしまいますよね。
パク・フンは夫婦だと知られると没入度の妨げになるのではないかと気になっていたようです。
僕は夫婦であることが気になってしまったので没入度の妨げになっていたのかもしれませんが、マイナスの感情は一切ないな。
なんにしてもペク・サンホの魅力は、このドラマにおいては大きな意味があると思う。
しっかりとした脚本ではありますが淡々と進んでいくので、キャラの魅力が面白さに占めるウエイトも大きい。
善人にも見える独特な悪役であるペク・サンホは僕の好きな悪役の1人です。
そういえば主人公のキム・ソヒョンも前作「SKYキャッスル」で魅力的な悪役をやっていましたね。
やっぱり悪役が良いドラマは面白いです。