韓国ドラマ「刑務所のルールブック」で部屋の房長だったキム・ミンチョル。
元々は無期懲役だったのが、模範囚ということもあり25年に減刑。(22年目)
ミンチョル役のチェ・ムソンは見た目の割に、悪役がパッとしない俳優さん・・・。
そういう意味でも今作は、よく役に合っていましたね。
元々は殺人犯ということで無期懲役だったミンチョルです。
同じ事件で逮捕された弟分が死刑執行されたこともあり更生。
作中ではジェヒョクも慕う良い兄貴分になっていました。
(最初は殺人犯ということで嫌っていたけど、ミンチョルの態度を見て関係が変わった)
ところで、ミンチョルの無期懲役という刑ですが、一部では重たいのではないかという声があるようです。
というのもミンチョルは襲撃された被害者なので、殺される側だった可能性もあります。
正当防衛とまでは言わなくとも、いくらか減刑の余地はありますからね。(だからこそ死刑ではなく無期だったのかもしれませんが)
実際のところはミンチョルも裏社会の人間なので、無期も当然と言えば当然。
しかし作中の更生しているミンチョルの様子を見ると、いくらか同情の余地(?)があるようにも見える。
衝動的な殺人で自分も殺されそうになったという点ではジェヒョクとミンチョルは同じですしね。
更生したミンチョルは牙も抜けて、優しい雰囲気の男になっております。(花言葉にまで詳しい)
しかし、トルマニが入ってきたときは生意気なトルマニを制圧するシーンも。
名場面が多いミンチョルですが、インパクトという意味では作中屈指のシーンでしたね。(YOUTUBEに動画がなくて残念)
また、そんな恐ろしいミンチョルに突っかかっていったハニャンにも驚かされる。
カイストが移送され、ジョンウにも無視されてしまうと、暇なハニャンはミンチョルをターゲットに。
ミンチョルの体形を想像妊娠だのイノシシだのと馬鹿にする度胸の持ち主です。
個人的にミンチョルのエピソードで好きなのが娘とのシーンです。
20年以上、ずっと面会者がいなかったというミンチョル。
なぜ奥さんが来なかったのかという疑問があったわけですが・・・。
娘が面会にやってくるという大イベントがあったわけですな。(その前にバルジャンが来たけど)
僕は娘系のエピソードに弱いので、もっとやってくれても良かったけどな。
ちなみに良い演技を見せていた娘役のキム・ジミンは子役出身の女優さん。
当時もまだ17、8歳ぐらいですか。
08年デビューですからキャリアもある子役ですね。
13年「火の女神ジョンイ」でソ・ヒョンジンの子供時代を演じたりしています。
前作「カネの花」ではパク・セヨンの子供時代もやっていますね。
ああいう比重の少ないシーンでも、あれだけ演技が上手な10代の女優さんがいるんだから韓国ドラマ界はさすがだ。