先日KBSの月火ドラマ「暗行御史」が最終回を迎えました。
20年はミニシリーズが全滅状態だったKBSにおいて、本当に久しぶりのヒット作になりましたね。
主演にキム・ミョンス、クォン・ナラ、イ・イギョン。
キム・ミョンスは全滅の中の1人(歴代ワースト視聴率ドラマ「おかえり」の主演)ですが、今作で汚名返上です。
暗行御史は初回5.0%でのスタートです。
最低視聴率は6話一部の4.9%ですから、ほとんど初回と一緒ですね。
10話で初の二桁突破後は毎回二桁視聴率を記録し、最終回で自己最高の14.0%を記録しています。
KBSは20年が本当に暗黒期だったので、12月にスタートした「暗行御史」も決して期待されたようなドラマではないでしょう。
なにより同じ時間帯に大ヒットドラマ「ペントハウス」が放送されていましたからね・・・。
そんな中で5、6%台を記録していたのですから、たいしたものですよ。
ペントハウスの放送が終了すると一気に2%以上視聴率が伸びています。
そこからはもう、右肩上がりですね。
ペントハウスの終了とドラマの盛り上がり時期が被ったことも高視聴率の要因だった暗行御史です。
一方でストーリーに関しては、必ずしも評価が高いわけではないようですね。
面白いのは面白いけど古典的なストーリーということで。
勢いのある若手たちがアクションを交えながら、退屈になることなく仕上げてくれたようです。
土日にtvNで似たタイプのドラマ「哲仁王后」が絶好調なのも恩恵があったと思われます。
哲仁王后が一足早く放送開始して、一緒にコメディ史劇を盛り上げてくれましたね。
現在は世の中が暗いなので、明るい作品が受けたとも言われています。
近年は若手のドラマは視聴率に伸び悩むけど史劇は別なんですよね。
このジャンルは若手であっても中高年の視聴者が見るのでしょうか。
視聴者からはシーズン2を希望する声もあがっているほど好評のようですね。
これだけの結果を残したのですから、シーズン2が制作される可能性もあるかもしれません。
最終回終了時点ではシーズン2制作の発表はありませんね。
それに主演のキム・ミョンスが入隊しますから。
除隊予定が22年8月21日ですから、シーズン2があるにしても2年ぐらい待たないと。
でも入隊前にドラマがヒットして、除隊後のカムバック作にシーズン2となれば話題性はバッチリですね!
気軽に見られる作品ということで、雰囲気的に好きな方であれば楽しめるでしょう。
現地でこれだけのヒット作なんですから良いドラマですよ。
気になるのは邦題が変なことになりそう・・・。
でもキム・ミョンスの「おかえり」とか、絶対に変な邦題になると思ったけど「おかえり」のまんまだったからな。
さすがに「暗行御史」は変わると思うけど、こういう名作は恥ずかしい感じの邦題にしてほしくないな・・・。