先日JTBCの水木ドラマ「シーシュポス」が最終回を迎えました。
JTBC10周年特別記念ドラマということで、主演はチョ・スンウにパク・シネという大物。
脚本も20年最大のヒット作「夫婦の世界」の脚本チームの人が参加するなど、放送前から注目度がかなり高かったドラマになります。
初回視聴率は夫婦の世界に次ぐJTBC歴代2位の5.6%という好スタートを切ったシーシュポスです。
しかし6話で4%台に落ちると、そこから5%に戻ることはなく・・・。
最終回前の15話で自己最低の3.39%、最終回も4.36%となっています。
自己最高視聴率が2話の6.67%。
自己最低を序盤で記録して、終盤に6%を記録したというならヒット作と言える数字なんですけどね。
まあ、SFジャンルなので、どうしても取っつきにくさはあるし、食わず嫌いをする人も多いでしょうからね。
視聴率が伸び悩むのは仕方がないです。
JTBCで5%を超えたら凄い数字ではありますが、伸び悩みどころか明らかに数字が落ちてしまったのはマイナスです。
視聴率が落ちたとはいえ4%台をキープしたので固定視聴者はいたということですね。
それにネットフリックスでは健闘しているので、視聴率が落ちたのもネットフリックスで見る人が多いからだとの推測もあります。
必ずしも悪いドラマではないのでしょう。
しかし序盤からCGやアクションシーンのクオリティが低く、没入度を下げるとの声がありました。
100%事前制作のドラマなので、この点は改善されることなく最終回を終えました。
ストーリー的には伏線の回収など評価の高いところがある一方で・・・。
引き延ばし展開には批判も多いです。
半分ぐらい過去のシーンの垂れ流しという、昔のドラゴンボールみたいな回もあるみたいですからねw
SF以外の主人公のロマンスというところも、好き嫌い分かれるところはあるようですが。(ドラマのバランス面で)
ただパク・シネはこれまでとはイメージの違うキャラをこなし好評。
チョ・スンウも前作「秘密の森」とは違うキャラを熱演し評判が高いです。
キャストの演技が1番評価の高いところで、ストーリーは惜しいところがあり、演出は低評価ですかね。
視聴率もそうだけど、総合評価も竜頭蛇尾と言ったところです。
竜頭蛇尾と言われるドラマは竜頭なだけ、それなりに楽しめるんですけどね。
だから気になるぶんには見てみるのも良いドラマだと思います。
ただ韓国では必ずしも評価の高い作品ではありません。
もともと高い期待がかかっていた作品だけに、いざスタートすると話題性に欠け、物足りなさが強く残りましたね。