韓国ドラマ「ストーブリーグ」に登場したイム・ドンギュ。
比重の大きい選手の1人であり人気キャラになったようですね。
演じているチョ・ハンソンは作品に恵まれないことで有名だったようですが、ようやくヒット作に恵まれました。
イム・ドンギュは特殊なキャラ設定だけに、モデルとされるようなキャラはいません。
(いたとしてもモデルだとは言えないでしょうw)
ですが、他の選手と同様に成績に関してはモデルとなった選手がいます。
まず14話でイム・ドンギュの13~18年の成績が明らかになりましたが。
あれはチェ・ヒョンウという選手がモデルになっています。
チェ・ヒョンウも韓国を代表する外野手ですが、チェ・ヒョンウは左打者という違いはある。
ちなみに03~07年に同名のイム・ドンギュという選手がいたようですが、そちらは投手ですね。
そしてイム・ドンギュが20年に残した成績ですが。
打率.354 17本塁打 60打点 出塁率.438 長打率.574という素晴らしい数字です。
しかも72試合での記録なのでフル出場ペースで計算したら34本塁打 120打点になります。
カン・トゥギとMVPを争うことになったかもしれませんね。
この数字は19年の首位打者ヤン・ウィジの成績がモデルとされます。(打率.354 20本塁打 68打点)
彼は118試合での数字ですが、ポジションが捕手というから凄い選手ですね。
上記の成績モデルに19年の成績が入っていません。
19年の成績はモデルが存在しない数字なのですが、これが野球ファンからしたらおかしな数字になっています。
602打席 527打数 打率.337 出塁率.368 長打率.599 40本塁打 114打点 27四球 29三振。
抜粋するとこんなところなのですが・・・。
40本塁打を打つ強打者なのに、四球も三振も本塁打よりずっと少ないというのは非現実的です。
非現実的ではあるけど、本塁打より四球or三振が少ない選手は例がないわけではないですからね。(さすがにどちらも少ない例はないでしょうが)
もう1つ絶対にあり得ないであろう数字が、打数の少なさです。(602打席で527打数)
27四球の数でこの打数ということは、バント+犠牲フライ+死球を48回記録したということです。
ドリームズのチーム状況からすると、イム・ドンギュがバントをするとは考えられないし、したとしても片手で数えられる程度でしょう。
犠牲フライだって日本のシーズン最多は15ですから、イム・ドンギュがこれ以上を記録していることはないでしょう。
死球のシーズン最多は日本で28。
イム・ドンギュが嫌われ者であったとしても、20個を超えることはないでしょう。
バントをしまくっていた可能性の方がまだ高いですね。
それならば少なくとも実現可能な数字ではあるけど、死球と犠牲フライで48は実現不可能だ。
いずれにしても話題性のため、あえてツッコミどころを持たせた数字なのかもしれませんね。
187センチと長身でユニフォームを着ても体格の良さが目立ったチョ・ハンソンです。
ですが彼はサッカーをやってきたようで、野球経験はありません。
チョ・ハンソンは日本のロッテでもプレーしたキム・テギュンと親交があるようで、キム・テギュンに打撃のアドバイスをもらったようですね。
キム・テギュンはKBO歴代屈指の右打者で、20年のイム・ドンギュと同じような成績も残しています。
ちなみにキム・テギュンは問題行動を起こしていたような人物ではなさそうですが、メンタル面の弱さが指摘されてもいます。
その点が日本でも活躍したライバルのイ・デホとの違いになるようですね。