野球を題材にした大ヒット韓国ドラマ「ストーブリーグ」です。
球団を運営するフロントがテーマという、一般的な野球ドラマとは違う作品ですね。
オフィスドラマの側面があるので野球に興味のない層も引き込んだ名作ですが。
ストーブリーグと比較される作品に映画「マネー・ボール」があります。
野球ファンならストーブリーグはマネー・ボールと似ている印象を受けると思います。
ドリームズのチームカラーがアスレチックスと同じですしね。
球団の危機をハンサムで風変わりなGMが救うというのもマネー・ボールと同じです。
違う点といえばアスレチックスは強豪、ドリームズは弱小球団というところですか。
アスレチックスは貧乏球団ゆえに毎年主力選手がどんどん抜けていくのに勝ち続けている球団が舞台ですから。
ストーブリーグはドラマなので、より大衆的な内容になっているかもしれませんね。
ストーブリーグにはマネー・ボールのオマージュではないかとされるシーンがいくつかあります。
例えばイ・セヨンがダグアウトで暴れる選手を押さえるために、バッドでロッカーを叩くシーン。
マネー・ボールでは負けても陽気な選手に怒ったビリーがバッドで物を叩くシーンがあります。
他にもロバートがドリームズと契約したあと、妻と抱擁したシーン。
マネー・ボールだとスコット・ハッテバーグが契約後に妻と抱擁するシーンがありますね。
ペク・スンスと弟の関係を、ビリーとピーター・ブランド(原作だとデポデスタ)の関係と同じだとする声もあります。
ストーブリーグはテーマ的にマネー・ボールとの比較は避けて通れないですからね。
チームカラーなど、あえて似せているところもあるでしょう。
一方で野球ドラマというよりはオフィスドラマの側面を強くして、野球に興味がなくても楽しめるようにしたのがストーブリーグです。
興行的に成功したのは普段ドラマを見ない野球ファンを取り込んだだけでなく、野球に興味がないドラマ視聴者の支持も得たからです。
僕は野球が好きですが、野球に興味のない人でも楽しめるかどうかはよくわかりません・・・。
野球に興味がなくても楽しめるという口コミですから、少なくとも役者目当てで見るには十分でしょう。
ただまあ、野球が好きな韓国ドラマファンは絶対に見た方がいいですよね。
韓国でも評価の高い名作ドラマですから、こういう作品は見た方がいい。