18年にMBCで放送された韓国ドラマの「偉大な誘惑者」です。
主演にウ・ドファン、ジョイ、ムン・ガヨン、キム・ミンジェ。
原作は「危険な関係」というフランスの小説です。
日本でも同じ小説を原作にした「危険な関係」というドラマがありますね。
前作は日本でもお馴染み「白い巨塔」ですが、リマスター版なので最終回の視聴率は3.2%と低めの数字。
偉大な誘惑者は3.6%と白い巨塔の最終回を超える視聴率でスタートしています。
しかし3話以降は3%台を超えることなく視聴率は下がり・・・。
最終回前の15話1部で自己最低視聴率の1.5%を記録。
最終回も2.2%となっています。
1.5%というのは当時MBCドラマの歴代ワースト記録になります。
当時の地上波ドラマ歴代ワースト記録が「マンホール」の1.4%なので、そこにも肉薄。
マンホールは伝説の低視聴率ドラマでネタにもなっていますが、偉大な誘惑者はただ低視聴率なのでより残念なことに。
MBCは視聴率の出ないテレビ局ではありますが、それにしても低い。
初回に3.6%とMBCにしてはまずまずのスタートを切ったことからわかるように、それなりに注目を集めたドラマになります。
原作の小説は様々な国でドラマや映画化されているものですからね。
ウ・ドファンは「君を守りたい」や「マッドドック」のヒットで若手スター。
ジョイは人気ガールズグループRed Velvetのメンバーですが、ドラマデビュー作の「カノジョは嘘を愛しすぎてる」で演技の評価が悪かった女優。
というキャスト面でも良くも悪くも注目を集めたわけですが・・・。
ストーリーも演出も評価が低いドラマになりますね。
非現実的なところも多く、演出面でも没入度を下げるわかりにくい展開とされます。
キャラクターに関してもジョイが演じているヒロインを筆頭に、キャラ崩壊が叫ばれるほど一貫していないようですね。
ヒロインも男主人公もキャラ崩壊気味だから余計に混乱してしまう。
あと、日本の字幕だとどうなのか知りませんが、性的な発言も出てくるドラマなので韓国では珍しいのかも。
暴力的なシーンもあるので19歳の年齢制限付きでもおかしくなかったのかもしれませんね。
評価が高くないドラマはたくさんありますが「偉大な誘惑者」は酷評されているレベルですから。
MBCは視聴率に埋もれた名作ドラマを多く放送する局なのですが、今作は評判が悪くて視聴率が出なかったドラマです。
日本の口コミを見ても中だるみが指摘されていますし、ストーリー面の評価が低いドラマと言えるでしょう。
キャストが好きなら見るのも悪くはないでしょうけど、作品性は期待できそうにないですね。