韓国ドラマ「豚の王」の主人公であるファン・ギョンミンです。
ファン・ギョンミンを演じているのはキム・ドンウク。
過去のトラウマから連続殺人事件を犯してしまった男ですね。
※ネタバレ表現あり
中学生時代にひどいいじめを受けていたファン・ギョンミンです。
20年後にそのトラウマが再発して、復讐に燃えたわけですが・・・。
そうは言っても大人になってからは世間の評判も良く、タクシー会社を買収して財力もかなりあった様子。
素敵な奥さんもいて幸せな生活を送っていたはずです。
いくら学生時代のトラウマが蘇ったとはいえ、連続殺人事件を犯すほどのことなのかと正直、疑問に思うところ。
ですが実際には彼のトラウマというのは単なるいじめではなかったようで・・・。
ファン・ギョンミンは親友だったチョルの死の真相を知っていました。
世間的には自死と思われたチョルですが、実際にはギョンミンの親友であるジョンソクが殺していたわけですね・・・。
ギョンミンはチョルに自死の意思がなくなったことを悟り、それを知ったジョンソクの挙動がおかしいことにも気が付いた。
だから作戦当日、ジョンソクが運動場にいないことに気が付いて屋上に上がった結果、ジョンソクがチョルを突き落とすところを目撃してしまった。
ギョンミンはこのときジョンソクがチョルを裏切ったこと、ジョンソクを止めることができなかったことが大きなトラウマになってしまったのですね。
チョルの死も元を辿れば学校暴力が原因です。
いじめが人の人生を狂わすことがよくわかるキャラクター。
ギョンミンはトラウマが蘇って幻覚が見えるなど、精神疾患の症状がありました。
無理心中を試みた奥さんが死んでしまったことも、格的な復讐を執行するきっかけになっています。
最終的にはジョンソクと共に、悲劇的な最期を迎えたわけですが・・・。
それでも2人がトラウマから解放されて安らかに眠るような演出になっていましたね。
あの演出も2人のトラウマが強烈だったことを物語ります。