19年にSBSで放送された韓国ドラマ「初対面だけど愛してます」です。
主演はキム・ヨングァン、チン・ギジュ、キム・ジェギョン、ク・ジャソン。
21年10月15日からBS12で放送がスタートするようですね。
主演の4人はアラサーですが、韓国ドラマでは若手と言える年齢です。
若手のラブコメというのは視聴者層が限られるので、どうしても視聴率も伸び悩みますね。
まずキム・ヨングァンは4人の中でもキャリアが豊富な俳優ですが、視聴率に恵まれないことで知られます。
チン・ギジュは18年にヒット作「ミスティ」の主演。
さらに「ここに来て抱きしめて」という、しょぼそうなタイトルだけど実は名作のヒロインを務めた勢いのある若手です。
キム・ジェギョンはアイドル出身(RAINBOW)の女優。
ドラマでは目立った活躍はありませんが、演技力には定評のある女優ですね。
ク・ジャソンはチン・ギジュとミスティで同期社員を演じています。
(2人でホテルに突撃取材したところは作中屈指の名シーン)
ミスティでは主人公(キム・ナムジュ)に唯一、最初から好意的で、イケメン後輩として存在感がありますね。
20年も「私たち、恋してたのかな?」で主演クラスですし、演技でも評価を高めております。
さて、初対面だけど愛してますはご多分に漏れず低視聴率なのですが・・・。
初回3.6%でスタートし、その後は良くも悪くも視聴率は固定。
自己最低視聴率は6話、11話の1部2.7%ですが、2部の最低視聴率は3.1%。
最終回で自己最高視聴率の4.6%を記録しています。
競合が「チェックメイト!〜正義の番人〜」、「ダーリンは危機一髪!」という似た印象を受ける両ドラマですが。
いずれも評判の良いドラマですし、キャストの知名度も上ですからね。
視聴率で負けてしまうのも仕方がないのかもしれない。
「初対面だけど愛してます」は、もともとジャンルやキャスト的に視聴者層は限られるので、視聴率が落ちなかっただけ良しではある。
とはいえ、SBSの月火ドラマ史上最低の平均視聴率となってしまいました。(3.4%)
しかし、視聴率が落ちなかったということは、視聴者の評判は悪くないということです。
実際に視聴者の評判は良いドラマですね。
序盤はそうでもなかったけど、ストーリーが進むにつれて評判が上がっていったドラマです。
競合ドラマも先に放送終了したんですけど、それでも視聴率アップにはつながらず・・・。
視聴率に埋もれた名作と言えるかもしれません。
もともとこのドラマはSBSの土日ドラマで放送される予定だったようです。
それがドラマ枠の編成変更もあり月火ドラマに移行、月火ドラマで放送予定だった「熱血司祭」を金土ドラマとして放送しております。
簡単に言うと「初対面だけど愛してます」はSBSで、あんまり期待されていなかったということですね・・・。
逆に「熱血司祭」は大ヒットドラマになりましたから、SBSの見る目は正しかった面もある。
SBSの月火ドラマ枠は低視聴率もあってか「初対面だけど愛してます」で一時休止。
しかし4ヶ月後にチャン・ナラの「VIP」で復活すると、20年はキムサブ2や現在のペントハウスといった大ヒットドラマを生んだ人気ドラマ枠になっています。
キム・ヨングァンは本当に視聴率に恵まれないですね・・・。
ただこれまでのドラマは評判もイマイチなところがありますが、今作はドラマの評判は良いですからね。
ジャンル的に好きな人は楽しめるであろうドラマです。