OCNのドラマ「驚異的な噂」が最終回を迎えました。
今作はOCNの歴史を変えたヒット作となりましたね。
しかし、終盤でケチがついてしまったのが惜しいドラマです。
驚異的な噂は6話でOCNの歴代最高視聴率を更新。
12話でOCN初の視聴率10%超えとなる10.58%を記録。
その後は二桁に届かなかったのですが、最終回は10.99%を記録。
自己最高視聴率で有終の美です。
従来のOCNの歴代最高視聴率が「ボイス2」の7.1%。
それを4%近く更新したんだから大ヒットですね。
驚異的な噂は原作のウェブ漫画に続きがあることもあり、早くからシーズン2制作の可能性が示唆されていました。
そして最終回終了とともに、シーズン2の制作も発表されました。
しかしこれだけのヒット作になりながらも、肯定的なムードかといえばそうでもない。
驚異的な噂は元々12部作の予定だったのですが、最終的には16部作としてスタートしました。
ですが、脚本家と制作陣の間で不和が生じており、脚本家は12話を最後に降板してしまいました。
13話はドラマプロデューサーが脚本を担当したようですが、この評価が酷いもので・・・。
14話からは別の脚本家が担当して評価を持ち直しました。
それでもやはり13話以降は賛否あるようです。
そのことからシーズン2の制作にも賛否はあるんですよね。
例えばボイスシリーズは、プロデューサーはそれぞれ別の人ですけど脚本家は全作同じです。
驚異的な噂は原作ありとはいえ、脚本家が変わるとなんか嫌ですよね。
原作とは違う設定も多くユ・ジュンサンだって原作とはまったくイメージの違うキャラを演じ好評でした。
そういうのも脚本家の力があってこその成功ですから。
そもそも降板が決まったからなのか、9話以降は評価も少し落ちているようなんですよね。
本当にこの脚本家の交代劇はドラマに傷がついた形になってしまいましたね。
なんにしてもOCN歴代最高のヒット作となった驚異的な噂ですが。
これまでのOCNドラマといえば、ボイスのような犯罪捜査もののイメージが強いです。
要するにマニア受けする放送局だったわけですね。(だから視聴率も伸びない)
ですが、今回の驚異的な噂に関してはウェブ漫画原作ながら若者だけでなく、中高年層の視聴者も多いとされます。
万人ウケするドラマを作ったことが成功につながったわけですけど。
これからはOCNでも、そういう万人受けを狙ったドラマが増えるかもしれません。
僕はどちらかといえばマニア側の人間で、OCNの暗い雰囲気のドラマが好きです。
まあ、全部が全部見たいと思うようなドラマではないですし、全体のクオリティがあがってくれれば万人受けするドラマが増えてもいいですけどね。
これまでのOCNドラマの雰囲気も大切にしてもらいたいところです。
とりあえず後続作はイ・ソジン&イ・ジュヨン主演の「タイムズ」という、これまでのOCNドラマっぽい感じの作品です。
驚異的な噂が想像以上のヒット作になったわけですから、タイムズがどれだけの数字を残せるのかも重要になってきますね。