先日、MBCの金土ドラマ「黒い太陽」が最終回を迎えました。
MBCの60周年記念ドラマということで、昨年から注目されていたドラマですね。
主演にナムグン・ミン、パク・ハソン、キム・ジウン。
MBCといえば、現在の地上波ドラマで最も視聴率の出ていない放送局になります。
そして、最も視聴率を出す力のあるSBSから「One the Woman」が同日スタートという不運も。
それでも初回7.2%という今期のMBC平日ドラマで最高の視聴率を出しています。(これが自己最低視聴率)
3話で9.8%ということで2桁視聴率突破も当然と思われましたが、残念ながらこれが自己最高視聴率・・・。
最終回も8.8%に終わってしまいました。
One the Womanが3話以降12%以上を記録しているので、力の差を見せつけられましたね。
とはいえ、動画配信サービスでは1位を記録するなど底力は見せている様子です。
視聴率面ではMBCの力不足を見せつけられてしまいましたね。
黒い太陽は諜報物のドラマになります。
既存の諜報物ドラマとは違う設定もあり、差別化できている点は好ポイントですね。
またアクションシーンの評価も高いドラマです。
ナムグン・ミンは役作りのためにビルドアップしたことも話題になりましたが。
難しいアクションシーンもこなして評判が良いです。
特に評価が高いのが3話で見せたアクションシーンですね。
これは韓国ドラマ史上でもトップクラスのアクションという声があるシーンになります。
ただ、このアクションを見てもわかるように残酷なシーンがあるドラマです。
3話までは19歳の年齢制限がついています。
4話以降は15歳の年齢制限となっていますが、残酷さは特に変わらず。
これは競合ドラマの関係で放送時間を22時から21時50分と少し早めた結果、21時台だと19歳の年齢制限が付けられない規則があるため。
相変わらず残酷なシーンはあるので、その点はストーリーや編成に批判的な声もあった部分になります。
もう1つ大きなノイズになってしまったのがパク・ハソンです。
これまでの彼女とはイメージの違う役だったため、演技面で違和感があるとの声が。
演技面だけでなくクレオパトラのような髪型も不自然さが強調され評判が悪いですね。
若手のキム・ジウンも好き嫌いは分かれるようですが、初の主演ドラマにしては上出来とも。
何よりナムグン・ミンのカリスマ性が光ったドラマですね。
まあ、なによりも競合の強さが不運になってしまったドラマですね。
大衆受けという意味では軽い雰囲気で見られるOne the Womanが良いですから。
21年は黒い太陽に似たジャンルのドラマが増えていたのも不運でした。
全12話とミニシリーズにしては短いドラマですが、そこがまたストーリーが凝縮されて高評価になったポイントでもあります。
One the Womanに比べると男性受けという意味では黒い太陽の方が上でしょう。
僕もこれは見てみたいドラマです。