19年にSBSで放送された韓国ドラマ「VIP」です。
主演にチャン・ナラ、イ・サンユンら。
VIP以前のSBSの月火ドラマは「初対面だけど愛してます」以来、4ヵ月の空白期間があったドラマ枠です。(1度短編ドラマが放送されたけど)
長く視聴率も低迷ぎみだったのですが、VIPは初回6.8%とまずまずのスタート。
ちなみに1話の1部で記録した5.9%というのが、自己最低視聴率になります。
ちょうど折り返しにあたる8話で初の10%突破。
その後は二桁視聴率をキープして最終回で自己最高視聴率15.9%を記録して有終の美です。
初回最低視聴率で徐々に伸ばし、最終回で最高視聴率という文句なしの推移ですね。
全話平均視聴率が9.8。
同枠ドラマで視聴率10%超えも1年前の「30だけど17です」以来となっています。
視聴率的には文句なしのヒット作なのですが、意外と好き嫌いの分かれるドラマになっているようです。
というのも、結局のところは不倫ドラマだからです。
不倫相手に関してはドラマ中盤まで明らかにせず、推理要素も入ったドラマですね。
その設定は良かったと思うけど、不倫は不倫なので嫌いな人はいるでしょう。
また、不倫相手が明らかになってからは脚本の評価も落ちたという声があります。
特にVIPで特徴的なのは、不倫相手が一般的なドラマの不倫女とは違う点があげられます。
加害者(不倫相手)なのに加害者であることが曖昧であり、やや同情的な雰囲気を出す設定ということで。
ある意味では最高級の悪女とも言われますが、その設定は批判の対象になっております。
またもう1つ、最終回の展開においても評判がよくないんですよね。
すっきりとする展開を望んだ視聴者が多かったようですが、そうはならず。
最終回がイマイチというのは、韓国ドラマにありがちではありますな。
ストーリー上は好き嫌いが分かれるドラマになってしまったようですが、キャストの演技は好評です。
特に評価を高めたのがサブヒロインのイ・チョンアですね。
ルックスも含めて、これまでの彼女とは違った魅力のあるキャラを演じて評価を高めました。
VIPはなんだかんだ高視聴率を記録したドラマですからね。
イ・チョンア、クァク・ソニョンら女性視聴者の共感を得た人気キャラもいます。
不倫というテーマが嫌でなければ、面白く見ることができそうなドラマですね。
人気女優チャン・ナラが主演ですし、ジャンル的に好きなら見るのもよさそうです。