17年にKBSで放送された韓国ドラマの「魔女の法廷」です。
主演にチョン・リョウォン、ユン・ヒョンミンら。
変な邦題になったパターンかと思いきや、原題通りのドラマタイトルになります。
初回は6.5%という、可もなく不可もなくといったスタートですが。
魔女の法廷は2話から9.5%と視聴率を急上昇させると、4話で初の二桁となる12.3%。
7話で7.6%という数字を記録していますが、これは野球中継の影響で放送時間が遅れたため。
最終回で自己最高視聴率14.3%を記録して有終の美を収めています。
全話平均視聴率も10.5%ですから高い数字ですね。
魔女の法廷以降、同枠ドラマで全話平均2桁を記録したのは「私たちが出会った奇跡」だけです。
スター級のキャストが揃ったわけでもないのに、これだけの高視聴率を記録したドラマです。
少なくとも大衆受けしたドラマとは言えるわけですが。
特徴としてはこれまでのドラマとは違う、ヒロインのキャラクターです。
出世のため裁判に勝つ手段を選ばないという、一見すると悪女っぽいキャラになりますね。
悪女というよりも悪い男性キャラにいそうなタイプです。
逆に男主人公の方が心優しいタイプになりますが。
この2人のキャラクターは高評価になりますね。
相変わらず日本ではラブコメドラマのような告知がされるわけですが・・・。
実際にロマンス展開もあるわけですけど、ここは韓国では好き嫌いの分かれるところです。
ロマンスがなくても楽しく見ているのに、なんでもかんでもロマンスを入れるドラマに反感を持つ視聴者が多いみたいですからね。
韓国ではありがちな批判要素ですが、日本では前面に出てしまうところ。(チョン・リョウォンの後続作「検事ラプソディ」と同じ)
決してラブコメドラマというわけではないので、それを期待して見るのは違うのかな。
ちなみに扱われている事件は児童性犯罪など、社会問題になっているものが多いです。
そのへんも視聴者を引き付けたポイントになりますね。
(女性が主人公だからなのか、性犯罪系が多い)
重たいエピソードもあるわけですが、スッキリするタイプのドラマなので受けも良いです。
メインストーリーよりもサブの事件ストーリーが人気みたいですね。
なによりキャラクター人気が高いドラマです。
チョン・リョウォンにとっては代表作と言えるドラマですね。
当時はシーズン2の期待もかかった人気ドラマです。
もう4年も前のドラマになるのでシーズン2制作の可能性は低そうですが、それだけ好評で大衆受けしたドラマです。
ジャンル的に好きなら見てみると良いドラマですね。