18年にSBSで放送された韓国ドラマの「油っこいロマンス」です。
主演にイ・ジュノ、チャン・ヒョク、チョン・リョウォンら。
主演の3人とも前作が好評で、脚本家も10年の人気ドラマ「パスタ」と同じ人なので大きな注目を浴びた作品になります。
しかし初回視聴率は6.4%なので、予想よりも低い数字になりますね。
そこから上がれば問題はないのですが、上がることはなく・・・。
8話1部で自己最低視聴率4.5%。
17話で自己最高視聴率9.3%を記録していますが、最終回は反発なく7.0%で終了です。
9.3%というのも競合ドラマ枠がお休みしていた影響ですし、全話平均視聴率は6.2。
前作「ロマンスは必然に」は9.5%、後続作の「30だけど17です」が9.0%。
やはり油っこいロマンスの6.2%というのは低めの数字になります。
油っこいロマンスの低迷を物語るエピソードとして、早期打ち切りがあります。
元々は40部作が予定されていたのですが、38部作(実質19話)に短縮されてしまいました。
選挙やサッカーワールドカップの影響で編成に支障が出たのが表向きの理由ではありますが。
思ったよりも数字が取れなかったので早期終了となってしまったのかもしれません。
マイナス評価となっているのが複合ジャンルゆえの、どっちつかずのストーリーです。
料理とロマンスとコメディがうまくかみ合わなかったとされますね。
ジュノは「キム課長とソ理事」で俳優としてもスターに、チャン・ヒョクは「カネの花」がヒットし、チョン・リョウォンも「魔女の法廷」が好評でした。
勢いもある魅力的なキャストが揃っていたのですが、彼らのキャラクターもその魅力を活かしきれなかったとされます。
ちなみに料理のシーンは影武者的な人がいるわけじゃなく、俳優さんが実際に学んでシーンを演じているようですね。
そこらへんは見どころです。
総合的には役者目当てで見るならいいけど、作品性を期待して見るドラマではなさそうですね。
日本では良い口コミが多いので役者目当てで見るぶんには普通に面白いドラマだと思われますが。
現地では高い期待に応えられなかったドラマと言えそうです。