19年から20年にKBSで放送された韓国ドラマの「99億の女」です。
21年12月29日からBS-TBSで再放送がスタートしますね。
20年はKBSドラマの暗黒時代と言える1年ですが、その序章とも言えるドラマです。
99億の女は最終回(2部)で視聴率8.5%を記録しています。(最高が9話の11.6%)
しかし最終回の1部で記録した6.8%というのは自己最低視聴率。
最終回で自己最低視聴率というのは悪い傾向です。
とはいえ全話平均で9%を記録しているので、視聴率的には決して悪いドラマではありません。
ただ終盤に視聴率が下がったドラマであるのも事実。
実際に評価としても竜頭蛇尾と言われているので、終盤が物足りないところがあるかもしれません。
終盤に勢いを失った「99億の女」ですが、結果的に後続作も興行失敗続きで悪い流れを作ってしまいましたね。
19年が「ドクタープリズナー」や「がんばれプンサン」、「椿の花咲く頃」といったヒット作が続いたのでギャップが凄い・・・。
99億の女は僕も見たドラマですが、気になった点がざっくりと2つ。
前半の家庭内暴力と、終盤のいろいろ・・・。
まず前半のチョン・ウンインによるチョ・ヨジョンへの家庭内暴力は見るのがしんどいところがある。
当時のチョ・ヨジョンは全盛期を迎えている女優さんですし、KBSは日本でいうNHKですし批判も多かったことは想像に難くない。
終盤にはDVシーンがなくなるけど、前半のDVシーンは嫌になる点ですね。
終盤になるとDVはなくなるけど、良くも悪くもチョン・ウンインのキャラ崩壊がある。
序盤のイメージがあるので戸惑うところだし、没入度が下がるかも。
逆にチョ・ヨジョンは非好感キャラになってしまいますしね。
僕はチョ・ヨジョンが好きなので特に気にならなかったけど、客観的に見たら好感度が下がっていく主人公だと思う。
また、ストーリー的にも99億が関係なくなっていきますからね。
最初の方は緊張感もあっていい感じなのですが、だんだんと非現実的な雰囲気になっていくので。
面白くないと感じる人がいても不思議はないと思うし、脚本が惜しいドラマ。
個人的にはキャストやジャンル的に好きだったので、面白くないとまでは言わないドラマです。
ただ竜頭蛇尾と言われているのはその通りだと思うし、終盤が惜しいドラマだと思います。
なんだかんだ楽しめたドラマなので、面白くないとまでは言わないですけど。
ジャンル的に好きなら見てみると良いとは思うけど、特別おすすめすることはないドラマですかね。