20年にSBSで放送された韓国ドラマ「コンビニのセッピョル」です。
チ・チャンウク、キム・ユジョンという日本でも人気の2人が主人公ですね。
原作はウェブ漫画になります。
もともとは成人漫画だったのですが、15歳以上を対象とした漫画にリメイクされています。
成人漫画のドラマ化ということで、放送前から議論も絶えなかったドラマですね。
ドラマ枠の前作が「ザ・キング」という、期待値比で言えば20年で最もコケたドラマになります。
それに加えて成人漫画のドラマ化ということで、一部の視聴者からは非難の声もあったので苦しいスタートが予想されたコンビニのセッピョルですが。
初回は6.3%スタートということで、まずまずのスタートではあります。
金曜日は人気バラエティ「三食ごはん」が競合になっていたのは不運。
2話は1部で自己最低視聴率3.7%を記録するも、2部は6.8%だから1話より上げていますね。
その後も視聴率は7~8%台を記録し、最終回で自己最高視聴率の9.5%を記録しています。
全話平均視聴率が6.3%と、そこまで悪くはないのですが・・・。
それでも19年「熱血司祭」からスタートした同ドラマ枠で「飛べ小川の竜」の5.1%に次ぐワースト2になっています。
まあ、視聴率の出にくいジャンルなので仕方がないですね。
個人的には予想以上に良い視聴率を記録したドラマだと思う。
悪い流れを断ち切ってバトンをつないだと思うけど、後続作の「アリス」も視聴率が伸び悩んでしまったのは残念・・・。
コンビニのセッピョルは放送前に「家族で見ることのできるドラマに」という制作陣のコメントがあったわけですが。
実際にはお茶の間が凍ってしまうようなシーンが相次いで批判されてしまいました。
原作が成人漫画なので斜に構えて見る人も必ずいるでしょうし、性的なシーンが嫌な人も多いでしょう。
そりゃ、露骨な性的なシーンはなくとも、それを連想させるようなシーンはあったわけですし・・・。
拒否感の出る人がいるのは仕方のないところ。
ちなみに中国ではほぼリアルタイムで放送されていたのですが、高い評価を誇っています。
いまでは日本でも放送がスタートしたけど、やはり評判が良いですね。
海外の視聴者にとってはチ・チャンウク&キム・ユジョン効果は大きいでしょう。
日本の口コミを見ても韓国みたいな批判が目立つわけではないですし、性描写も問題はなさそう。
ですから役者目当てで見るぶんには楽しく見ることができそうですね。
ただ成人漫画原作であることは頭に入れた方がいいのかも。
ところで、コンビニのセッピョルで話題になったのがドラマプロデューサーです。
大ヒットドラマ「熱血司祭」と同じイ・ミョンウが引き受けています。
イ・ミョンウPDは熱血司祭のあとにSBSを退社したのですが、退社後初の担当作品がSBSのコンビニのセッピョルということになっています。
熱血司祭と制作陣が同じというのは期待度も高くなる。
成人漫画原作のドラマといっても、実際には19禁の方ではなく15歳以上を対象にした方が原作ですからね。
日本の口コミを見ても今のところはそっち方面の批判が目立っていなさそうですし。
あんまり気にしなくても良さそうだとは思う。
ただ韓国では特定の層から厳しい声も聞かれたドラマではあるので、自分には合わないと思ったら見ないという選択肢もありでしょうね。