現在JTBCで放送されている韓国ドラマ「怪物」です。
主演にシン・ハギュン、ヨ・ジングら。
子役出身のヨ・ジングは06年の映画で、シン・ハギュンの子役(子供時代役)を演じています。
最近は視聴率が低迷している印象のあるJTBCです。
前作「ハッシュ」も最終回を2.3%で終えていますからね。
前作の恩恵を受けることなくスタートした怪物ですが・・・。
初回は4.45%と悪くないスタートです。
5話で自己最低の3.76%を記録していますが、最新8話で自己最高の5.35%を記録。
ジャンル的に途中から視聴率が上昇する可能性は高くありません。
ですから4%台はキープしたいところですね。
早くも折り返し地点となっていますが、ここから5%前後をキープできれば十分に成功と言える数字です。
怪物は犯罪系のドラマですが、最近の韓国ドラマは犯罪やミステリー系のドラマが多いんですよね。
先日最終回を迎えたtvNの「ルカ」、同じくtvNの「マウス」、JTBCの「シーシュポス」です。
この3つのドラマと怪物の違うところは、現実世界のエピソードという点があげられています。
ルカとシーシュポスはSFが入ったドラマ、マウスはサイコパスの遺伝子研究においての技術設定が現実にはないものになっています。
一方の怪物は小さな村で起きた事件に関するミステリードラマですから、必ずしも非現実的なドラマというわけではありません。
逆に言うと、これまでの同ジャンルドラマと比べ、特に差別化されてはいないわけですが。
ただシン・ハギュン、ヨ・ジングという主演陣の演技面の評判は良いですし、ストーリー面でも視聴者の好評を得ています。
少なくともマニア層は形成するであろうドラマですね。
雰囲気的にどうしても暗いものになるので、大衆受けは難しいんですよねー。
僕は変に明るくして「痛快コメディ」みたいにするよりは、暗い雰囲気のドラマが好きなんですけど。
大衆受けという意味ではコメディ要素はともかく、痛快要素はあった方がいいでしょうからね。
でも、マニア受けすれば、十分に名作と言われるドラマになる可能性はありそうですね。
それと、この手のドラマは竜頭蛇尾の懸念がぬぐい切れないのが今後の不安要素ですが・・・。
脚本家の前作は「マッド・ドッグ」で、これまた評価の高いドラマになります。
ですから、最終回でズッコケるような展開にはならないかもね。
とはいえ、マッド・ドッグと怪物ではドラマの雰囲気も随分と違いますからね。
これから終盤に向かっていく中で、良くも悪くもドラマの評価に動きはあるかもしれません。