14年にKBSで放送された韓国ドラマの「アイアンマン」です。
主演にイ・ドンウク、シン・セギョン。
アイアンマン(原題)といえば著名な映画があるのに、なぜ同じタイトルにしたのか・・・。
ちなみに今作の英語タイトルは「Blade Man(ブレードマン)」です。
邦題はアイアンマンのままだけど、イ・ドンウク人気がいまほど高くない時代だから。
いまなら良くも悪くも変な邦題に変わっていたかもしれませんね。(「君を抱きしめたい」という変なサブタイトルはついているけど)
前作が視聴率12%を記録した時代劇の「朝鮮ガンマン」。
前前作の「ゴールデンクロス」も二桁を記録しているので、やはり今より視聴率が出る時代ですが。
アイアンマンは初回6.6%ですから、当時としては低めのスタートになりますね。
しかも6話で記録した6.9%が自己最高視聴率となっています。
最終回前の17話で自己最低視聴率3.2%、最終回も反発なく3.4%で終えています。
全話平均4.8%も同枠では約1年前の「キレイな男(4.3)」以来の低視聴率。
後続作で4%以下となると、18年の伝説の低視聴率ドラマ「マンホール(2.1%)」までありません。
ファンタジー系のドラマなので、視聴者層が限られるのも仕方がないところはあると思うけど。
それにしても視聴率的には興行失敗と言えるドラマですね。
視聴率が半減していることからわかるように、評価の高いドラマではありません。
元々は全20話の予定だったのですが、2話カットされて全18話になっています。
サッカーの代表戦とプロ野球のプレーオフによる放送休止があったのも理由ですが、それにしても低視聴率ゆえの打ち切りです。
アイアンマンは設定からして色物っぽい印象も受けてしまいますが、ストーリーが複雑という声のあるドラマです。
蓋然性も不足しているストーリーとのことで、面白くないという声もある作品ですね。
アクションやロマンス、感動要素もあるのですが、どれも特別に優れたところはないという。
とはいえ珍しい設定で、当時としては映像美にも定評がある作品です。
シン・セギョンのキャラクターも魅力的で評価が高いですしね。
変わった設定だけど、意外と暖かいストーリーで一部のマニア層を生んだドラマでもあります。
14年のドラマなので、いまから見るのであれば役者目当てというケースがほとんどだと思います。
役者目当てで見るのなら良いのかもしれませんが、韓国では打ち切りになった事実があるので作品性は期待できないドラマになりますね。