先日、tvNの土日ドラマ「不可殺」が最終回を迎えました。
主演にイ・ジヌク、クォン・ナラら。
2人とも近年は出演作に恵まれている俳優さんですね。
前作は近年最大の失敗作とも言われる「智異山」です。
智異山はなんだかんだ最終回9%と良い数字を残したので、その恩恵も期待できたはず。
不可殺は初回6.34%なので智異山に比べると低い数字ではありますが、tvNとしては高い視聴率を残しています。
しかし2話で5%台、3話で4%台と視聴率を落としております。
9話で記録した3.03%というのが自己最低視聴率になりますね。(ちなみにサッカーの代表戦で放送時間が遅れた影響)
序盤こそ良い数字でしたが、その後は3~4%台の視聴率。
最終回は反発を見せて5.05%で終えています。
競合の「袖先赤いクットン」が大ヒットしたこと、ネットフリックスで配信されていることなど視聴率面で不利な要素はありました。
初回最高というのは面白くない傾向ですが、最終回で5%を記録しているので悪くはない視聴率ですね。
不可殺はファンタジーやミステリーが融合されたドラマになります。
プロデューサーは「ミスターサンシャイン」と同じ人になりますが、映像美の評価が高いドラマになりますね。
(「Sweet Home」、「ロマンスが必要2」というイ・ジヌク主演作も担当している)
一方で設定が複雑な点はマイナス要素になるかもしれません。
ストーリーが難しい点は好き嫌いが分かれているとことで、視聴率が伸びなかった原因にもなるでしょう。
とはいえ伏線の回収などはしっかりとされているので、ストーリー自体が酷評されているわけではありません。
リアルタイムだと週2放送なので理解が追い付かず難しくなるかもしれませんが、いまでは一気見ができる環境なのでストーリーの理解がしやすい可能性も。
ちなみにアクションシーンなども好評なドラマになりますね。
ただ終盤はロマンスの比重も大きくなり、そこは好き嫌いが分かれる点でもある。
「不可殺」はコアなマニア層を形成したと言われるドラマです。
この手のドラマは最終回がイマイチで竜頭蛇尾とされることも多いですが、そのような雰囲気ではなさそうですね。
ジャンル的に好きなら見てみるとよさそうなドラマです。