19年に放送されたKBSドラマスペシャル「ヒドゥン~幼い犯人~」を見ました。
触法少年がテーマのドラマになりますね。
※ネタバレ表現あり
ヒドゥンを見て思ったのは、少し話がわかりにくいところがあり。
肝心の少年の過去がほとんど描かれないので、その点が不満でした。
子供の犯行シーンというのは規制もあって放送できないのかもしれません。
それにしても当時、実際に何が起こっていたのか、よくわからないですからね。
その点は不満。
女性刑事の過去とリンクしているのかと思ったら、そういうわけでもなかったしな。
男性刑事の方が被害者遺族で復讐を・・・と思ったら、そうでもなかった。
エンディングに関しても非現実的な印象を受けましたが。
あのようなラストにするなら、親をもっと悪く描いて良かったと思いました。
親を悪者には描かれていたけど、あくまでも犯行後の描写だったから。
育児放棄の親で、親の関心を引きたかった子供が悪いことをしてしまったぐらいの演出でもよかったかなと。
子供が罪を犯した背景には、家庭環境の影響があったぐらいの描写はあってよかったかな。
過去シーンがほとんどなかったのは惜しかったと思う。
まあ、約1時間の短編ドラマですから、あれこれ描くことができないのは仕方がないですけどね。
1話完結の気楽に見られるドラマと思えば悪くはないと思うけど、メッセージ性は感じなかったかな。
ソ・ドンヒョンが似た立場の少年を演じた「凍てついた愛」の方がずっと良かった。
(短編ドラマとミニシリーズなので単純に比較はできないけど)
1時間ぐらいのドラマなので、見てみるのも良いかもしれませんが、作品性を期待して見るドラマではないかな。