先日、JTBCの土日ドラマ「調査官ク・ギョンイ」が最終回を迎えました。
こちらは大女優イ・ヨンエの4年ぶりドラマ復帰作で話題です。
調査官ク・ギョンイはコメディ系の探偵ドラマになりますね。
イ・ヨンエといえば時代劇なので、良くも悪くもインパクトがあるジャンルになります。
初回視聴率は2.64%とまずまずですが、ここから伸びることがありませんでした。
3話の2.74%が自己最高視聴率。
11話の1.51%が自己最低視聴率で最終回12話は2.31%となっています。
1%台を記録することも多かったドラマになりますね。
22時半からスタートという比較的遅い時間帯に放送されるドラマですから、視聴率が出にくい面はあると思う。
ただそれよりも、メインの視聴者層にイ・ヨンエのコメディ現代劇を見たくない人も多かったんじゃないかな・・・。
イ・ヨンエといえば「チャングムの誓い」ですし、前作の「サイムダン色の日記」も現代劇のシーンが不評。
それくらい時代劇の印象が強すぎる女優さんですから。
現代劇はまだしも、コメディと言われると、イ・ヨンエの作品を見たことのない僕ですら抵抗を感じるぞ。
とにかくイ・ヨンエが従来のイメージとは違うキャラを演じるというインパクトが強いドラマになりますが。
正直、僕は失敗するんじゃないかと思っていたのですが、視聴率に反してドラマの評判は良いものになっていますね。
イ・ヨンエのイメージ転換も成功と言われています。
特殊なキャラクターなので演じるのも難しいのでしょうが、さすがイ・ヨンエは完璧にキャラを消化したようですね。
ファンが受け入れられるかどうかの問題か・・・。
ちなみにストーリー的には緻密な推理ものというわけではないようですね。
演出もゲームとかアニメっぽい演出が多いみたい。
実際にオープニングとエンディングにアニメ画が入っています。
「調査官ク・ギョンイ」は、いままでにないタイプの不思議なドラマとして注目されています。
主人公もラスボスも普通ではないキャラ設定ですが、そこが魅力になったみたい。
21年は刺激の強いタイプのスリラードラマが多かったですから、より新鮮なところもあったでしょう。
180度違うイ・ヨンエを受け入れることができるかどうかがポイントではないでしょうか。
そこに抵抗がなくてジャンル的に好きなら、見てみるとよさそうなドラマです。
視聴率的には低調だったけど、ネットフリックスでは悪くない成果を出していたようですし。
イ・ヨンエに確固たるイメージを持っていない世代の方が楽しめるのかな?
韓国で評判が良いので作品としては悪くないドラマなのでしょうね。