20年にJTBCで放送された韓国ドラマ「梨泰院クラス」です。
ネットフリックスの宣伝効果もあり、日本でも韓国ドラマブームを引き起こした作品ですね。
梨泰院クラスはウェブ漫画が原作のドラマになります。
パク・ソジュンは「キム秘書はいったいなぜ」に続きウェブ漫画原作のドラマに出演です。
現在若手NO.1と言えるパク・ソジュン出演ドラマですし、放送前から大きな注目を集めた作品です。
初回は4.98%という高視聴率でスタート。
JTBCは非地上波ですし、23時からの遅い放送なので5%は凄い数字です。(非地上波ドラマは3%を超えれば及第点)
その後も右肩上がりで、5話で初の視聴率10%超え。
中盤以降視聴率が減少傾向にあったのですが、それでも13%台をキープ。
終盤に反発を見せ最終回で自己最高視聴率16.54%を記録しています。
16%は日本の連ドラ感覚でも凄い数字ですが、韓国の非地上波で16%は大ヒットも大ヒットです。
日本でイメージするなら20%は軽く超えている感覚でしょうね。
ちなみに21年6月時点で、ウェブ漫画原作のドラマの中で最高視聴率でもあります。
これだけの大ヒットドラマですから、評価が高いのは言うまでもないのですが。
それでも手放しで高評価と言えるドラマではないんですよね。
11話から視聴率が減少傾向を見せたのも理由があります。
脚本家が変わったのかと思うぐらい、ストーリー展開が遅くなって評価を落としました。
それくらい無駄なシーンが増えたわけですね。
後半になるほど非現実的な展開も増えたのもマイナス要素。
そして唐突にロマンスが中心になってきたところも評価を落とした原因になります。
ちなみにヒロインのキム・ダミは原作とイメージが違うとも言われ、キャスティング時点でファンの評判は悪かったみたいですね。
見た目の雰囲気はよく出ている気がするのですが・・・。
幼い顔立ちのキム・ダミは原作のチョ・イソのイメージとは違うようです。
ただドラマが始まるとキム・ダミの演技が素晴らしいので、ミスキャスティング議論も少なくなったようですね。
ちなみに梨泰院クラスのプロデューサーは「雲が描いた月明り」と同じ人ですね。
その縁もあってパク・ボゴムも特別出演しています。
過去に大ヒットドラマを担当したプロデューサーですから、演出面は評価の高いドラマですね。
これだけのヒット作になったのは男性視聴者も引き付けたというのもポイントになります。
日本でも「愛の不時着」に比べると梨泰院クラスは男性視聴者が多いとされますが、それは韓国でも同じようです。
OSTやBGMが良いのも没入度を高めた要因です。
中盤以降に評価を落としながらも大きく視聴率を下げることなく、終盤に反発を見せたのもそれなりに理由があるわけですからね。
多くの視聴者を満足させたドラマです。
韓国の視聴者は見る目が厳しいので厳しい声もあるけど、普通に名作ドラマですよね。
雰囲気的に好きなら見ても楽しめるであろうドラマですし、役者目当てで見る分にも十分すぎるドラマですね。