ドラマ「凍てついた愛」で主人公夫婦の娘スホを演じたキム・ファニ。
僕が凍てついた愛で好きだったキャラがスホです。
中2にしては大人びており、つらい境遇ながらもしっかりと前を見て進んでいました。
凍てついた愛は学校で起きた転落事故の真相を隠ぺいしようとする権力者に立ち向かう家族のドラマと言ったところ。
こうなると大人も恐れずに行動力のあるスホはとても頼もしい存在です。
子供じゃないとできないことだってありますからね。
子供ネットワークの情報で真相に近づいたり、家族が救われたこともあるわけですし。
陳情書を書いてネットに投稿したのとか子供ならでは。
あれだって最初から教頭や加害者の親をジタバタさせるだけの出来事だったわけだからな。
ソンホのクラスメイト、ドンヒと仲良くなってからは事件のカギを握っていたダヒにアプローチ。
一時的な失語症を患っていたダヒですが、スホの気持ちがダヒを動かしたところもあるでしょう。
一見すると気が強そうで、反抗期キャラをやってそうなスホです。
(実際キム・ファニは他のドラマだとそういうキャラも多いのでしょう)
しかしスホの心の優しさが出たと思うのはダヒの母にビンタされたときのこと。
勘違いからソンホを恨んでいるダヒの母は、しつこくダヒに会おうとするスホを叩いてしまったわけですが・・・。
あのときだってパニック障害に苦しんでいるダヒの姿を見て、母親の行動に理解を示したわけですからね。
自分のお母さんも息子のことで苦しんでいるので、ダヒの母の気持ちもわかったのでしょう。
そうはいっても自分中心に考えてもおかしくない年頃なのに、相手の事情も察する大人びたところを見せました。
あるいはスホだって精神的に大きなダメージを負ってもおかしくないけど、これまでと変わらずに前を向いていましたしね。
お母さんがソンホとダヒの関係性について、ソンホを信じていいのか混乱していたときだって、ソンホの行動と性格を考えお母さんに勇気と希望を与えました。
そのあとにお母さんが図書館で見せた笑顔がとても印象的です。
ソンホもいい子だったけど、スホもいい子だったな。
スホがいなかったらダヒの件でお母さんがつぶれていた可能性もあるもんな。
家族3人(と叔母で)支え合って素敵な家族でしたね。
ああいうときに娘の存在は大きいよな。
スホが反抗期で、家や学校で暴れていなくて良かったな・・・。
ちなみにキム・ファニは08年デビューなので、10年のキャリアがある子役ですね。
18年にはドラマ「私たちが出会った奇跡」でジョンソク役のソ・ドンヒョンと共演。
同作品でキム・ファニはKBS演技大賞で演技賞を受賞しています。
ソンホ役のナム・ダルムも同年に「ラジオロマンス」の出演でKBS演技大賞の賞を受賞していますね。
兄妹役でしたが、ナム・ダルムとは同じ02年生まれですね。
妹感がしっかり出ていたけど、同い年だったんだな。
本当にスホは良いキャラだった。
応援したくなるようなキャラでしたね。
他の子たちもそうだけど、子役の演技がしっかりとしていたのも没入度をあげました。