19年の韓国ドラマ「がんばれプンサン」を見ました。
終盤が良いドラマだったので、見終わった印象は良いドラマでしたね。
あとは序盤の感想で書いたように、邦題の「がんばれプンサン」よりは原題の「どうしてプンサン」の方がしっくりくる。
その気持ちは変わらなかったな。
がんばれプンサンのテーマは家族愛にあると思います。
終盤はその家族愛が素敵だったので面白く見ることができました。
逆に序盤はそのプンサン(ユ・ジュンサン)の兄弟愛にイラっと来るところもあり・・・。
僕がイラっと来たのは奥さんや娘に感情移入したからですね。
奥さんの「あなたは良い旦那ではなかったけど、良い兄ではあった」という言葉があったのですが、その通りかもしれませんね。
僕は奥さんに感情移入したから序盤は腹立たしく思うところはあった。
でも奥さんのプンサンを見る目が変わってからは腹立つこともなくなったかな。
僕はユ・ジュンサンにイラっと来るところがありましたが、一般的にはイ・シヨンとオ・ジホにイラっとくると思います。
僕は彼らの出演作を見て役者として良いイメージがあったので、特にイラつくことはなかったけどね。
イラつく人の気持ちはわかる。
ただこの2人が悪いヤツだったのも、それ相応の理由がありました。
終盤の印象が良いということは、当然2人とも改心するわけですが。
特にイ・シヨンが改心するきっかけは素敵でしたね。
イ・シヨンはユ・ジュンサンだけでなく、チョン・ヘビンとの和解もありましたし。
あの姉妹の和解も良かったですね。
イ・シヨンとシン・ドンミ(奥さん役)はKBS演技大賞での受賞もあるのですが、この2人は重要なキャラだよな。
あと娘役のキム・ジヨンも良いキャラだった。
見た目はアイドル系だけど、キャリアのある子役なんですよね。
ジュンイというキャラ名は中二病を現しているそうで、実際に反抗期娘みたいでしたけど。(反抗期にも相応の理由がある、かわいそうな子)
キム・ジヨンは「私はチャン・ボリ!」での泣きの演技が好評だったようですが、今作でも泣き顔が子供っぽくてかわいかったですね。
がんばれプンサンは見終わった印象が良いドラマでしたけど、おすすめするかと言ったら、そうでもないかな。
特にイ・シヨンとオ・ジホにイラつく人は見てもストレスが溜まるだけだと思う。
2人には荒れるだけの理由があったけど、それにしても悪いイメージを持っていれば言い訳に聞こえる可能性はある。
それらが明らかになるのも中盤以降ですから、そこまでは長い時間があるし。
他にも良いドラマはたくさんあるので、別のドラマに時間を使った方がいいのかなと思う。
がんばれプンサンはストーリーも古臭い印象で、ミニシリーズというより連続ドラマみたいなドラマです。
韓国で高視聴率だったのも中高年層の支持があったからこそです。
大家族を経験している中高年層の人は、イ・シヨンの気持ち(家族内差別)がわかるところもあるようで。
でもイライラするだけなら、見ない方がいいと思う。
ところで、ガチの悪人として兄弟の母親がいるのですが・・・。
僕が見たBSの放送では母親の結末がカットされていましたね。
だいたいの内容は知っているのですが、いずれ動画配信サービスで見られるときが来たら、そのときに終盤ぐらいは見直そうかな。
がんばれプンサンは良いドラマとは思うけど、好き嫌いは分かれるものでしょうね。
普通のミニシリーズドラマとは雰囲気が違うので、その点は理解した方が良いと思いました。