韓国ドラマ「ミッシング」でドゥオン村の住人チャンミを演じたイ・ジュミョンです。
ミッシングはチェ・ヨナの比重が大きすぎて、他の村人のエピソードが弱くなったところが物足りなさも残るところ。
個人的にはその中でも深堀してほしかったのがチャンミですね。

・チャンミは感情移入できる

個人的に村人の中で、ある意味で1番感情移入ができるのがチャンミです。
というのも、チャンミはドゥオン村にずっと住みたいし、自分が見つかってほしくないということを言っていました。
この感覚はとても理解できるところ。




チャンミの場合は「村人が好きだからずっと住みたい」ということでしたが。
僕が村の住民なら村から消えたあとにどうなるか不安だし、怖いから村に残りたいという感情は絶対にある。
程度の差はあれ死後の不安や恐怖を抱いている人は多いと思いますが、それと同じ感覚ですね。

村人たちは自分が見つかることを望んでいる様子でしたが、理由こそ違えど見つかってほしくないというチャンミの方が感情移入できると僕は思う。

チャンミは「みんないつか消える」というトーマスとヒョンミの言葉を受け入れた様子でしたね。
自分を殺した犯人が逮捕されたことを知ると、別れの挨拶をして消えていきました。




チェ・ヨナは婚約者に自分を見つけてほしいという思いがあったわけですが、チャンミはそういう事情もないですし。
まだ若い彼女が消えることを受け入れるって凄いことだ。

チャンミの村に残りたいという気持ちは共感できるものだったので、もっと深堀してほしかったな。
それはチャンミに限らず他の村人にも同じことが言えるのですが・・・。




個人的にはもっとヒューマンドラマ色を強くしてほしかったところがある。
チャンミすぐに消えることを受け入れたわけですが、もっと葛藤が描かれてもよかったな。
チェ・ヨナの尺を他の村人に分配してほしかった。