先日、KBSの週末ドラマ「オーケー、グァン姉妹」が最終回を迎えました。
韓国ドラマ史上、初めてコロナ禍が反映されたドラマでも知られます。(登場人物がマスクをしていた)
大物脚本家ムン・ヨンナム作品ということで大きな注目を受けていたのですが・・・。
KBS週末ドラマは視聴率30%超えが当然の鉄板ドラマ枠になります。
「オーケー、グァン姉妹」の場合は、最高視聴率40%を超えるであろうとみられた作品です。
初回視聴率は23.5%でスタート、16話で初の30%超え。
ここから伸ばしてくればよかったのですが、そうはならず・・・。
最終回前の49話で自己最高視聴率32.6%。
最終回は28.9%と30%を超えることができませんでした。
全話平均視聴率は26.9%ということで、前作「オ!サムグァンビラ」の27.8%に負けてしまいました。
ただ東京オリンピックと時期が被ったという不運もあり、自己最低視聴率20.0%(37話)はまさにオリンピックの影響です。
オリンピック後は視聴率も元に戻ったとはいえ、それにしても当初の期待を思えば物足りない数字です。
ムン・ヨンナムが以前KBS週末ドラマを担当した「王家の家族たち」は最高視聴率48.3%、全話平均も33%を記録していますから。
前作ミニシリーズの「がんばれプンサン」だって最高22.7%を記録しているので、KBS週末ドラマでこの数字は失敗と言われても仕方がない。
ムン・ヨンナム作品は元々好き嫌いが分かれると言われます。
(僕はがんばれプンサンを見たけど、好き嫌いが分かれるのはわかる)
今回はコロナ反映という、これまた大きく好き嫌いが分かれる要素がありました。
僕はコロナ反映が嫌いだけど、まあ、理解できるところではあります。
問題なのは相変わらずのイライラさせる展開が多く、設定や展開も時代錯誤との声があります。
連続ドラマにありがちな刺激的な要素が盛り込まれ(不倫とか詐欺とか)、蓋然性の問題から批判されている展開もあります。
あとは不倫を美化したようなところも問題視されたこともありますね。
そういえば「がんばれプンサン」にとんでもない女の子がいたけど、あれの悪役バージョンもいるようですねw
これがまた、たいした問題になっておらず、おかしいと指摘されておりますが。
なんにしても、イライラ展開で進んでいくドラマなので、その点が不評となっています。
もっとも、連続ドラマは程度の差はあれ、そういうものなのかもしれませんが。
ムン・ヨンナム作品としては物足りないことになりましたが、いつものKBS週末ドラマぐらいの成果は残しましたしね。
ミニシリーズと連続ドラマでは視聴者層も変わってくると思いますし、連続ドラマ視聴者が見てみるのは良いかと思いますが。
普段、連続ドラマを見ない人があえて見るようなドラマではないのかな。
それなりの話題作ではあるけど、成功とは言えないドラマですね。