韓国ドラマ「ストーブリーグ」の登場人物であるロバート・キル投手。
兵役逃れという韓国ならではのエピソードがあった人物ですね。
彼のモデルはいるのかというと、やはり同じような問題になった選手がいます。
・兵役逃れのモデル
兵役逃れが話題になった選手というのはベク・チャスン投手です。
僕はまったく記憶にないけど日本でも12年にオリックス、14年にロッテに入団していたようですね。
MLBでは04年にマリナーズでデビュー、通算16勝をあげています。
ベクの場合は元々、海外留学を理由に兵役延期の要請をして国も受け入れたようですが。
期限が切れて帰国要請がされても帰らなかったようですね。
05年にアメリカ国籍の女性と結婚したことでアメリカ国籍を取得し、兵役を完全に逃れています。
違法に国籍を取得したわけではないのですがイメージは悪いわな。
ベク・チャスン(白嗟承)投手の獲得が決定しましたのでお知らせします。背番号は55です。 http://t.co/5HpYyW7ZwR #chibalotte pic.twitter.com/FSUfI3c5TE
— 千葉ロッテマリーンズ (@Chiba_Lotte) July 30, 2015
・その他ロバートのモデル
またメジャーリーガーとして結果を残し、韓国でも活躍したという意味ではソ・ジェウンもモデルになります。
ロバートはMLBで9勝をあげたということですが、ソも03年にメッツで9勝をあげています。
08年にKBOでプレーすると計42勝をあげていますね。(韓国でも2度の9勝が自己最多)
そしてアマチュア時代に国際大会で活躍し、酷使が故障につながったという点はソン・ヨンフンという投手がモデルともされています。
高校時代は歴代トップクラスの有望株だったようですけど、プロ入り後は故障で結果を残せませんでした。
韓国では酷使でダメになった代表例と語られる投手になるようですね。
その点、ロバートはプロでも結果を残しているのでソン・ヨンフンとは違います。
・ロバート・キルの成績は
ちなみにロバートが20年に残した成績は17勝6敗 179奪三振 防御率2.52という素晴らしいものです。
この成績は現在メジャーリーグでプレーしているキム・グァンヒョンの19年の成績がモデルになったとされます。
(キム・グァンヒョンは17勝6敗 180奪三振 防御率2.51)
ちなみにキム・グァンヒョンは左腕、ソ・ジェウンは技巧派なのでロバートとは投手のタイプが違います。
投手能力という点ではパク・チャンホがモデルとされますね。
ドジャース時代に野茂投手とチームメイトであり活躍したので、往年の野球ファンの間では比較的知名度の高い投手でしょう。
晩年の11年にオリックスに入団していますが、結果は残せませんでした。
韓国イケメン俳優 #ナムグン・ミン 主演!韓国スポーツヒューマンドラマ「#ストーブリーグ」(原題) #KNTV で4月日本初放送!
詳しくは韓国エンタメニュースサイト韓スタ!で☛ https://t.co/2ekKAKYYjg pic.twitter.com/NDEhglU2UY— 韓スタ! (@KanStarpress) March 22, 2020
ロバートはめちゃくちゃ凄い投手だし、兵役問題という大きなエピソードもあるのに、以降の出番が少ないんですよね。
エースとしてはカン・トゥギがいるし、ロバート(イ・ヨンウ)は顔も良いけど女性人気もユ・ミンホ(チェ・ジョンヒョプ)が上でしょうし。
実力も話題性もあるのに比重が少なかったのがもったいないキャラですね。
せめて兵役問題がどうなったのかぐらいは掘り下げてほしい気もするけど、デリケートな問題なのでしょうから仕方がないのかな。