韓国ドラマの魅力の一つであるOST(オリジナルサウンドトラック)です。
日本のドラマと違ってドラマオリジナルの曲が用意されるので、よりドラマを盛り上げてくれる存在になりますね。

20年上半期は日本でも話題になった「梨泰院クラス」や「賢い医師生活」など大ヒットOSTを生んだ大ヒットドラマがありましたが・・・。
21年上半期はOST不作のシーズンとなってしまったようです。

・IUが唯一のランクインも・・・

韓国の主要チャート「ガオンチャート」で音源総合10位に入ったドラマOSTは1曲だけ。
それがIUの「Hold My Hand」という曲です。
しかし、その曲は21年のドラマではなく、11年の「最高の愛」というドラマの曲になります。

このYOUTUBE動画が話題になり、10年近い時を経て日の目を見た曲になりますね。(当時もそれなりの話題性はあったのでしょうが)
この動画がきっかけで人気に火が付いたというのはわかりますが、それにしてもヒットOSTがこれだけというのは寂しい。




ちなみに昨年の同時期にはトップ10に4曲ランクインしています。

→メロが体質

ジャン・ボムジュン「Your Shampoo Scent In The Flowers」

→賢い医師生活

チョ・ジョンソク「Aloha」

→梨泰院クラス

Gaho「Start」

→愛の不時着

IU「Give You My Heart」

・21年ドラマOST不振の理由

21年はこれといった大ヒットOSTが生まれていない理由としてあげられるのは・・・。
ずばり「ロマンスドラマ」の不作ですね。

そもそも21年上半期は放送前から大注目されるようなロマンス系のドラマがありませんでした。
「メロが体質」のように放送開始後に話題性が高まったドラマもありません。
やっぱりOSTが良いドラマはロマンス系ですからねー。




今期はロマンスよりもサスペンス系や時代劇の話題作が多くなりましたね。
これもコロナの影響なのかな?
少なくとも時代劇が増えているのはコロナの影響。(街中で撮影がないから撮影がしやすい)

もう1つ、シーズン1はOSTが大きな話題を呼ぶも、シーズン2は大きな成果をあげていない「賢い医師生活」ですが。
これはシーズン1と同様に、リメイク曲がメインであることがあげられています。




というのも、いまのK-POPってリメイク曲ブームなんですよね。
これもコロナの影響で、話題になりやすい安パイとしてリメイク曲が増えているなんて言われていますが。
いずれにしてもリメイク曲が多くなったいま、世間も1年前ほどリメイク曲に関心を持ってくれないというわけです。

まあ、今シーズンは大人気OSTがなかったというだけで、OST業界自体が低迷期というのは少し違う。
あくまで周期的なものであり、人気OSTが生まれる状況でもなかったわけですね。
下半期には何事もなかったようにOSTがブームになる可能性だってある。




そもそも大衆に認知されるような大ヒットOSTがなかっただけで、ドラマの没入度を高めるという意味で視聴者人気の高かったOSTはあったわけです。
今年の韓国ドラマは話題作が順当にヒットしている感があるし、少なくともクオリティ面は問題なさそうですね。