19年にKBSで放送された韓国ドラマ「ただひとつの愛」です。
主演にシン・ヘソン、キム・ミョンスら。
主人公2人が勢いのある若手ということもあり、期待されたドラマですね。

21年5月7日からBS12で放送されるようです。

・ただひとつの愛の視聴率は?

前作が視聴率15%を記録したヒット作(ドクター・プリズナー)ということもあり、その恩恵も期待できた「ただひとつの愛」です。
実際に初回は9.2%の高視聴率でスタート。

そして3話で自己最高視聴率の9.4%を記録していますが・・・。
序盤自己最高というのは決して良い傾向ではありません。




最終回の16話1部で自己最低視聴率5.1%、2部も7.2%で終えました。
視聴率が伸び悩んだだけならまだしも、明らかに落ちてしまったのはマイナスですね。

→ただひとつの愛のキャスト

ただひとつの愛 キャスト&登場人物

→ただひとつの愛の相関図

ただひとつの愛の相関図

・ただひとつの愛の評価は?

視聴率が落ちてしまったことからわかるように、評価は高くないドラマになります。
序盤は良かったのですが、徐々にストーリー展開が進まず中だるみもあり評価を落としてしまいました。

さらに同時期には視聴者層のかぶる話題作「検索ワードを入力してください」もスタートしましたからね。
視聴率低迷には競合の影響もあるでしょう。

・バレエがテーマの珍しいドラマ

ただひとつの愛はアジアで初と言われるバレエを題材にしたドラマというのも注目ポイントです。
しかし、中盤のバレエを中心としたストーリーで、話がなかなか進まなかったのも視聴者が離れた原因とも言われます。




一方で悲運のバレリーナを演じたシン・ヘソンは、1日7時間とも言われるバレエのレッスンをこなすなど、その努力と演技力で女優として大きく評価をあげています。
(同じくバレリーナ役のキム・ボミはバレエ経験者)

ちなみにイ・スジ役のイム・サランが、シン・ヘソンの影武者としてバレエシーンを演じているところもあるようです。
彼女は国立バレエ団出身の女優さんになります。
ですがほとんどのシーンをシン・ヘソン自らが演じていますね。

キム・ミョンスの方は今作が地上波ドラマでは初の主人公を務めることになります。
彼も演技面で高い評価を受けていますね。

ただ役者目当てで見るぶんには良くても、多くを期待して見るドラマではないのかもしれませんね。
日本での評価は高いので役者目当てで見るぶんには十分に楽しめるでしょうけど。
韓国では物足りない評価を受けてしまったドラマではあります。




もっとも韓国での評価がイマイチでも、十分に楽しめる作品は多いですからね。
僕は基本的に韓国で評判が良いものを見るけど、ジャンル的に好きだからと、韓国での評判を関係なしに見ることもあります。
なんとなく雰囲気が好かずにすぐに見るのを止める作品もあるけど、見たら見たで普通に楽しめますからね。
やっぱり全体的にクオリティは高いですよ。

そもそも、いくら視聴率が落ちたといっても全話平均で7.2%は高い数字です。
同日放送の競合にハン・ジミン&チョン・ヘインの「ある春の夜に」があるけど、全話平均6.4%ですからね。
主演人気だけで高視聴率を維持できたというキャストでもないでしょうから、悪いドラマではなさそうですね。

「ただひとつの愛」もキャストやジャンル的に好きならば、いくらかストーリー面が物足りなくても十分に楽しめる作品でしょう。