凍
19年にJTBCで放送された韓国ドラマ「凍てついた愛」です。
21年3月16日からBS12で再放送があるようですね。
これはおすすめのドラマなので要チェックです!
この「凍てついた愛」ですが、以前も書いた気になる点があり・・・。
タイトルがおかしなことになっているのが気に食わないところではある。(原題は美しい世界)
まあ、「凍てついた愛」も言いたいことはわかるのですが、主人公ではなく悪役側(?)のチョ・ヨジョン視点のタイトルになっているからおかしいんですよね。
そりゃ、チョ・ヨジョンが1番引きのあるキャストではありますが、だからといって作品性を無視したような邦題をつけてしまうのは残念です・・・。
タイトルはともかく作品は素晴らしいドラマですね!
韓国でもウェルメイドドラマと評価されているので、間違いはない作品です。
しいて言うと序盤が暗いので、見るのがつらい人もいるかもしれません。
ストーリーは「主人公夫婦の息子が転落事故で意識不明になった」というスタートなので、暗くなるのは仕方がない。
僕は子供を持つ親ではないので、さほど感情移入することはなかったのですが、感情移入しちゃうと辛いし、腹立たしいところもあると思う。
しかし中盤から目が離せなくなりますね。
少し具体的に言うと、チョ・ヨジョンが最初から何かを隠しているような雰囲気なのですが。
何を隠しているのかが明らかになったあたりから、どんどん引き込まれていきます。
その頃になると辛さ、暗さよりも続きが気になる感じですかね。
最終回も衝撃展開で良かったです。(ただPPLが玉に瑕)
僕の好きなシーンは、終盤に差し掛かるぐらいのところで、お母さん(チュ・ジャヒョン)が絶望してしまうところです。
そのあと家族の言葉で立ち直り、ある場所で見せた笑顔が本当に素敵だった。
他にも素敵なシーンは多々ありますが、そこが1番印象に残っているかな。
一見、反抗期キャラに見えてしまう娘(キム・ファニ)も素敵なキャラだったな。
実際に彼女は反抗期娘を演じることが多い子役のようですが、今作は良かったぞ。
それと、僕が凍てついた愛の良かったと思う点が、基本的に大人が悪として描かれていることです。
一応、最近韓国で問題になっている学校暴力がテーマのドラマではあるのですが、必ずしも子供が悪人には描かれていないんですよね。
中学生に見えないのは玉に瑕ではありますが、まあ、それくらいはね・・・。
凍てついた愛の注目ポイントは主人公のチュ・ジャヒョンにもあると思います。
彼女はなんと9年ぶりの国内ドラマ出演になります。(中国のドラマに出ていた)
いまの韓国はコロナや低視聴率の影響でテレビドラマの本数は減っているのですが、ウェブドラマやネットフリックス等のオリジナルドラマの影響で、ドラマの本数自体は増えています。
そのことからチュ・ジャヒョンのような、それなりにキャリアはあるけど、主演として活動はしてない役者が主演を張る作品も増えています。
20年最大のヒット作「夫婦の世界」のパク・ヘジュンやハン・ソヒもそうですね。
そして凍てついた愛のチュ・ジャヒョンが素敵でしたね。
母は強しと言ったところです。
最後、パニック障害の女の子にかけた言葉が素敵でした。
なかなかあんなことを言えるものではないと思うのですが、心優しいお母さんでしたね。
見た目は怖そうだったけど、キャラ的に化粧っ気がなかったのも理由でしょう。
実際にはかなりの美人。
凍てついた愛で好評だったチュ・ジャヒョンは20年にこれまた名作評価の「家族です」にも出演。
いまでは主演女優に出世していますね。(中国では人気女優でしたが、韓国では主演女優ではなかった)
凍てついた愛は良いドラマなので、これはおすすめです。
タイトルだけ聞くとドロドロ系に聞こえますが、原題「美しい世界」とあるように家族愛の素敵なドラマです。
こういう韓国ドラマは見た方がいいですね。
僕もBS12の再放送を見たいところではありますが、いまは時間が取れないし他に見たいドラマが溜まっている。
凍てついた愛は過去に見たドラマなので優先順位が下がってしまうな。
前回BSで放送されたときは週末の週2放送でしたが、今回は平日の週5放送なのでイッキ見もしやすいと思います。
ぜひとも見てもらいたい名作ドラマですね!