17年にSBSで放送された韓国ドラマ「ひと夏の奇跡」です。
主演にヨ・ジング、イ・ヨニ、アン・ジェヒョンら。
イ・ヨニとアン・ジェヒョンは演技の評価が低いのですが、今作ではまずまずの評価を受けていますね。
→ 「ひと夏の奇跡」日本公式サイト
前作が「あやしいパートナー」、後続作が「あなたが眠っている間に」というヒット作に挟まれているひと夏の奇跡です。
初回は7.5%の高視聴率で、これはあやしいパートナーの初回視聴率6.8%を上回る数字です。
その後は8話(4話二部)で自己最高視聴率の8.0%。
33話(17話一部)で自己最低の4.5%、最終回は6.7%と伸び悩みました。
全話平均視聴率6.4%。
あやしいパートナーが8.2%、あなたが眠っている間にが8.3%ですから、約2%落ちてしまいましたね。
まあ、相手はチ・チャンウク&ナム・ジヒョン、イ・ジョンソク&ペ・スジですから、そこと比較したら落ちるのも仕方がない。
視聴率は伸びこそしませんでしたが、特に落ちてもいない「ひと夏の奇跡」です。
固定視聴者は獲得できたと見れますね。
03年ソン・イェジンのドラマ「夏の香り」のようなきれいな演出も好評です。
脚本家のイ・ヒミョンはキム・ヒソンの代表作「トマト」や「ミスターQ」、チャン・ナラの代表作「明朗少女成功記」、日本でも人気の「屋根部屋のプリンス」などを書いたヒットメーカーです。
男性にしては珍しいラブコメでヒット作をたくさん生んでいる人なんですよね。
20年以上前から活躍している人ですから、「ひと夏の奇跡」はおじいちゃんが書いたのかな?みたいな印象にもなりますがw
当時52、3歳とまだまだ現役バリバリですな。(それでも男性のファンタジーロマンスは珍しいかもね)
ストーリーは序盤好評も、中だるみは指摘されていますね。
メインのストーリーにあまり関係のないようなシーンも多いらしい。
しかし、最終回はうまく仕上がったとの評価です。
韓国ドラマといえば、どれだけ好評でも最終回のせいで評価が下がる作品も多いですからね・・・。
屋根部屋のプリンスなんかは逆に最終回が良かったので評価が好転したドラマとされます。
ひと夏の奇跡も最終回で大逆転とは言わなくとも、評判がまずまずなのはさすがヒットメーカーの作品です。
脚本家の特徴も出たと言えるのかな。
それと、ひと夏の奇跡はビジュアルがほとんど韓国と一緒で、ちょっとキラキラ演出しているかな?っていうぐらい。
決して過剰な演出はされていない。
原題は「再会した世界」ですから、日本語としては不自然な印象もあるし、言いにくいし。
再会した世界→ひと夏の奇跡ぐらいならきれいな改変だと思う。
日本版はビジュアルや邦題が気に食わないことになることが多いだけに、個人的にこの点も好印象です。
役者目当てで見るぶんには間違いがないでしょうし、ジャンル的や雰囲気的に好きな方が見ても楽しめるであろうドラマですね。
韓国で及第点なら日本では名作と言えるぐらい楽しめます。
ひと夏の奇跡は普通に良さそうなドラマですね。