先日、tvNの土日ドラマ「智異山」が最終回を迎えました。
主演にチョン・ジヒョン、チュ・ジフンら。

レジェンド女優チョン・ジヒョン&韓国内最高クラスの制作陣で大きな話題を集めたドラマです。
僕もよほどのことがない限りは見てみようと思っていたドラマですが・・・。

・智異山最終回の視聴率は?

初回は9.09%という高い視聴率でスタートした智異山です。
2話で早くも二桁となる10.66%を記録。
しかしこれが自己最高視聴率で、3話は7.85%と3%近くも落ちてしまいました。

その後も視聴率は伸び悩み、11話で自己最低視聴率7.56%。
最終回は9.22%となっています。




ケーブルテレビのtvNですから高視聴率ドラマではありますが、高い期待値を思うと残念な視聴率とも言えますね。
前作「海街チャチャチャ」が最終回12%を記録していますから、智異山が9%では低視聴率と言える。

・智異山最終回の評価は?

智異山はあまりも高い期待がかかったドラマであり、その反動もあると思うけど評価の低いドラマになります。
脚本家のキム・ウニは「サイン」や「シグナル」といった日本でもリメイクされたヒット作から、ネットフリックスオリジナルドラマ「キングダム」も好評だったスター作家です。
しかし今作に関してはキム・ウニ史上、ワーストの脚本とも言われております。

プロデューサーのイ・ウンボクも「ドリームハイ」「トッケビ」「ミスターサンシャイン」などなど、大ヒットドラマを担当してきた人ですが。
彼にとってもワースト作品との評価。




近年最悪のドラマといえば、20年の「ザ・キング」がありますが、ザ・キングを超えたワーストドラマとの声もあります。
(ザ・キングにしても智異山にしても、高すぎる期待の裏返しの面はあるけど)

キム・ウニと言えばシグナルのシーズン2制作も決まっているのですが、智異山の酷評によりシグナル2の期待値も下がってしまった。
2人にとって智異山は黒歴史とも言える作品なのかもしれません。

智異山で序盤から酷評されていたのがCGです。
莫大な製作費がかかっているドラマですが、そうは思えない低クオリティの品質が話題になりました。




そして「ザ・キング」と同様に、PPL(作中の広告)も批判の対象に。
まあ、スポンサーの商品を出すのは仕方のないところはあるのですが、山の避難所でサブウェイのサンドイッチが出てきたりしたようですからねw
街中なら自然なのに山の中の避難所でサブウェイは、あまりにも非現実的。
不自然なPPLは没入度を下げるので、マイナス評価になるのも当然です。

CGやPPLといった演出面のわかりやすい批判だけでなく、キャラの魅力の欠如、ストーリー面でも酷評されています。
ドラマが酷評されても「キャストの演技は良かった」とか「OSTは良かった」とか言われるものなんですけど、智異山は特になにも・・・。
それくらい酷評が目立つドラマですね。




あくまでも期待値が高すぎるドラマだというのが大前提ではありますけど。
それに視聴率が下がったといっても、3話でガクッと下がって下げ止まりですからね。
固定視聴者は獲得したとも言えるドラマです。
ただ韓国最高峰のドラマになるぐらいの期待値だったでしょうから、それを思うととてもじゃないけど良い評価はできない作品ということでしょう。