20年は第3次韓流ブームとも言われた年でしたね。
第1次の冬ソナとかの韓ドラブーム、第2次の少女時代とかのK-POPブームに比べるとブーム感は薄い気がしますが。

当時と決定的に違うのは、いまでは日本だけではなく世界的に韓流コンテンツが広まっていること。
当時は色物っぽかった韓流コンテンツですが、いまでは世界トップレベルのコンテンツでしょう。

・韓国ドラマにハマる1番の理由

韓国ドラマにハマった人はそれぞれ理由があると思います。
ただ結局のところ、僕は「国内ドラマの低迷」が1番の理由だと思います。


韓国ドラマの良いところはいろいろあると思うけど、「(国内ドラマと比べ)韓国ドラマのここが良い」ってことになるじゃないですか?
本当にね、国内ドラマの低迷、成長のストップは1番の原因だと思いますよ。

・僕が韓国ドラマにハマった理由

僕が韓国ドラマにハマるきっかけとなった作品は、当時日本でリメイクが決まっていた「ボイス」「サイン」「TWO WEEKS」です。
で、それらを見て韓国ドラマにハマった1番の理由は男性キャラの男らしさです。
これにしても、韓国ドラマの男性キャラが良い以前に、日本ドラマの男性キャラが僕には合わないということがあるのです。




日本のドラマのキャラって、どことなくアニメっぽくて非現実的じゃないですか?
オーバーな顔芸演技とか、セリフも実際には言わないような言葉が使われているとか、非現実的な演出です。

コメディ系のドラマならいいけど、なんでもかんでも顔芸ドラマみたいになってしまうのが残念。
女性キャラなら抵抗も薄いのですが、男性キャラにはかっこよくあってほしいんですよね。
日本のドラマだと好きな男性キャラはできても、憧れるような男性キャラはできない。
僕はもっとこう、大人っぽいドラマが良いので、韓国ドラマの方に気持ちも流れちゃいますね。

ちなみに僕が韓国ドラマで好きな男性キャラが「ミスティ」のカン・テウク(チ・ジニ)です。
このドラマはドラマプロデューサーが20年最大のヒット作「夫婦の世界」と同じ人ですね。

OST、BGMも含めて大人っぽい雰囲気のあるドラマで、主演のキム・ナムジュとチ・ジニが本当にかっこよくて好きです。

・ネットフリックスとコロナ禍

一般的に韓国ドラマにハマる人が増えたきっかけといえば、ネットフリックスとコロナ禍です。
コロナにより新規の国内ドラマが放送されない時期がありましたからね。
ちょうどその頃に「愛の不時着」と「梨泰院クラス」を芸能人が宣伝していたので、見てみようと思った人も多いはず。




日本だけでなく、本家アメリカでもネットフリックスを通じで韓国ドラマは話題になったようです。
ネットフリックスオリジナルの韓国ドラマも話題になりましたね。
ちょうど最近「Sweet Home」の配信がスタートして話題になっています。

ここ5年間これら韓流コンテンツに、ネットフリックスは約7億ドルも投資しているそうです。

日本でも「ザ・キング」「サイコだけど大丈夫」「青春の記録」など現地の話題作がほぼリアルタイムで配信され話題になりました。
コロナ禍による「ネットフリックス→韓国ドラマ」の流れは、日本だけでなく程度の差はあれ世界中で起きたことですね。

・韓国ドラマにハマる1番の理由(その2)

僕は韓国ドラマにハマる1番の理由は国内ドラマの低迷にあると思っています。
正直、国内ドラマが韓国ドラマに勝っているところを探すのが難しいですからね。
だからクオリティ以外のところでもう1つ、韓国ドラマにハマる大きな理由をあげたいのですが。




それが「自分の好きなジャンルのドラマを選んで見られる」という点です。
見るドラマをキャストで選ぶ人もいるだろうし、ジャンルで選ぶ人もいるでしょうし、評判の良いものを見る人もいるでしょう。

僕はサスペンス・ミステリー系、その中でもコメディ色が薄いシリアスなものが好きです。
あとは男性キャラが見た目も含め好きなタイプかどうかというのも重要。(ドラマは異性キャラよりも同性キャラが重要と思う)
基本的に韓国で評判の良いドラマを見るけど、ドラマの雰囲気が好きなものであれば評判がイマイチでも見ることはある。

このように自分の好きなタイプのドラマを見る人がほとんどでしょうから、それだけ満足度も高くなります。
韓国での評判がイマイチでも自分の好きなタイプのドラマだったら、それなりに満足度は高いですね。
実際に韓国では酷評されているようなドラマでも、日本を含む海外では好評というケースは多いです。




それも何かしらの理由で好意的な人が見ているわけですから評判も良くなりますよね。
好きな俳優が見られればそれだけで満足という人も多いでしょうし。
日本で酷評されている韓国ドラマの方が少ないでしょうが、酷評する可能性のあるドラマなんて最初から見ないでしょう。

・僕が感じる韓国ドラマと海外ドラマの違い

「国内ドラマの低迷」「好きなジャンルを選べる」というものは、何も韓国ドラマに限らず海外ドラマでも言えることです。
実際に海外ドラマブームみたいに言われていないだけで、海外ドラマ視聴者も増えているはずです。
それもこれもネットフリックスなどの動画配信サービスの存在は大きいでしょう。




僕はアジア以外の海外ドラマは東海テレビでリメイクされた「13」を見たことがあるだけです。
海外ドラマを見ようと思ったこともあるけど、結局は手が出ない。


その理由がシーズン制です。
海外ドラマは人気ドラマになるとシーズン制で3、4、5・・・とかなりの長編になります。
そうなると、見るのに気合が必要になりますよね。
その点、韓国ドラマはほとんどのドラマがシーズン1で完結するので手が出やすいところはある。

単純にクオリティが高いからハマるというのも当然あります。
例えば台湾のドラマを見ると技術的には国内ドラマよりずっと上だと思うけど、脚本の面では国内ドラマとそこまで差があるとは思わない。(2作しか見たことないけど)


その点、韓国ドラマは脚本のクオリティも高いですよね。
台湾ドラマも伸びしろを感じるだけ国内ドラマよりは上でしょうけど、韓国ドラマと比べると差はあるかな。

本当にクオリティの高さ&国内ドラマの低迷で、韓国ドラマにハマる人は多いと思う。
あとは見るきっかけがあるかないかですよね。

僕もそうだったけど、韓国ドラマは「おばちゃんが見るもの」みたいな偏見を持っている人も多いと思うんですよ。
いまでもメディアの韓ドラは色物扱いですしね。
変なタイトルにピンクのビジュアルを見ると、韓国ドラマを見る気にはなりませんよ。




でも、あの気持ち悪さは、そうでもないしないと国内ドラマの人気が保てないというのもあると思うんですよ。
それくらいクオリティは圧倒的なものがあるし、韓国ドラマにハマったらどんどん国内ドラマに戻れなくなると思う。

韓国ドラマは女性が見るものというイメージがあるかもしれないけど、男こそ韓国ドラマを見るべきですね。
特に本格サスペンスジャンルが好きな方は韓国ドラマを見た方がいい。
韓国ドラマは恋愛系のイメージがあると思うけど、サスペンスこと韓国ドラマ。
国内では見られないジャンルでもあるので、ぜひ韓国ドラマを見てもらいたいですね。

僕がおすすめしたいのは「凍てついた愛」というドラマ。
これもなんだんか色物っぽい告知になってしまっていますが、現地でもウェルメイドドラマと言われる名作です。