韓国ドラマを見ていると、1話1話が中途半端に終わることも多いかと思います。
特にBSで見ているとこの傾向が強いと思いますが。

日本のドラマだと起承転結があって話が終わるのに、韓国ドラマはそれもない。
それにも理由があります。

・韓国ドラマは1話何分?

韓国ドラマの1話の放送時間は60分から70分ぐらいです。
日本のドラマだと1話が45分ぐらいでしょうから、けっこう長いですよね。

ミニシリーズドラマと言われるもので全16話が多いです。
日本の連ドラに比べると倍近い時間になりますね。

→BSで中途半端な終わり方

BSの韓国ドラマ枠の多くが1時間で、CMなどを入れると1話40~45分ぐらいでしょう。
本来の韓国ドラマは1話60分超えなので、BSだと1話をそのまま放送することはできません。
だから編集して放送されるし、「なぜここで終わるの?」という中途半端な終わり方をすることも珍しくはないわけですね。




また、単に分割されるだけなら仕方がないのですが、編集でカットされるシーンも少なくはありません。
メインストーリーに関係が薄いシーンがBSでは放送されていなかったりするので、できれば動画配信サービスで見ることをおすすめします。
ちなみに僕はBSで見たことのあるドラマを動画配信サービスで見直したことも何度かありますが、意外とうまく編集されているので違和感がほとんどありません。

→動画配信サービスで中途半端な終わり方

動画配信サービスやDVDでも、中途半端に1話が終わることがあります。
40~50分ぐらいで終わるケースですね。
詳しくはわかりませんが、分割して話数を増やした方がビジネス上、都合が良いのだと思われる。




ちなみに動画配信サービスやDVDでも、BSほど極端ではないけどカットされているケースはあるようですね。
単純に韓国で問題になったシーンが削除されているケースもありますが、なんでか知らないけどカットされているシーンもあるっぽい。

→1部2部制

動画配信サービス等で1話30分ぐらいのケースがあります。
これは1部2部制と言って、現地でも同じように30分ぐらいで放送されています。

韓国では日本と違って、番組放送途中にCMが入ることがないそうです。
日本のドラマを動画配信サービスで見ると「ここでCMが入ったんだな」とわかるぐらい不自然なところがありますが、韓国ドラマにはそれがないですよね。
韓国では60分ぐらいずっと番組放送されて、放送終了後にCMが入ります。




1部2部制というのは1話を1部2部に分割して、間にCMを入れる放送編成になります。
1部2部制で配信されている場合、さほど不自然な終わり方にはなっていないでしょう。
特に偶数話は自然な終わり方になっているはずです。

・最初の方は面白くない理由

韓国ドラマで悩ましいのは、最初の方が面白くないことです。
最初から面白いことの方が珍しいですよね。
これにも理由があります。




韓国ドラマは月火ドラマ、水木ドラマ、金土ドラマ、土日ドラマというように、週2話の放送が一般的になります。
日本のドラマは1話で起承転結がされますが、韓国ドラマは2話で起承転結する形になるわけです。

日本のドラマがホップステップジャンプで3話ぐらいから本格的にストーリーが動くとすれば、韓国の場合は5話ぐらいからストーリーが動くことになります。
先の理由で分割されていれば、7話8話と日本のドラマなら折り返しを過ぎたあたりで本格的にストーリーが動くわけですね・・・。
これが最初の方は面白くないことが多い理由になります。

途中から面白くなれば良いのですが、楽しめないまま進んでいくこともあるわけで。
ドラマの雰囲気やキャラクターが好きではないと思ったら、最初の方で見るのを止めてしまうことも大切ですね。


面白い韓国ドラマはたくさんありますし、新しいドラマ自体が日本よりもずっと多く生まれます。
楽しめないものに時間を使うのはもったいないので、早めに損切をする勇気も必要ですね。